ユリウス・クラウディウス朝
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ゆりうすくらうでぃうすちょう
初代ローマ皇帝アウグストゥスから5代皇帝ネロまでの5人の皇帝たちの治世
共和政ローマ末期の混乱の最終的な勝者となったアウグストゥスより始まる(養子縁組等による)世襲統治。
アウグストゥス、ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロの94年間を指す。
「ユリウス・クラウディウス朝」の「ユリウス」はアウグストゥス(ガイウス・ユリウス・カエサル・オクタウィアヌス)が独裁官ガイウス・ユリウス・カエサルの養子となったことで属したユリウス氏族に由来する。もう一方の「クラウディウス」はアウグストゥスの妻リウィアの前夫クラウディウス・ネロの属したクラウディウス氏族に由来する。
クラウディウス・ネロ自体は帝政と直接関係ないのだが、その実子でありリウィアの連れ子としてアウグストゥスと近い関係となった2代皇帝ティベリウスとその弟大ドルススの子供らが込み入った血縁・婚姻関係によって5代皇帝ネロにまで結びついている。
どう込み入ってるかは検索して家系図を見てもらった方が早い。
一応、アウグストゥス→ティベリウス→カリグラは養父から養子へと権力が継承されている。またクラウディウス→ネロも養子縁組で結びついている。カリグラ→クラウディウスのみ親族ではあるが制度上含め親子関係にない。このためクラウディウスは就任後自分と血縁上結びつきのあるアウグストゥスの妻リウィアを神格化することで自身の宗教的権威付けを行っている。
暴政を行ったネロが四皇帝の年と呼ばれる動乱の中で自死したことでユリウス・クラウディウス朝は断絶した。
BC27年 - AD68年の94年
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