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概要編集

無人惑星サヴァイヴの登場人物であるカオルルナのカップリング作品に着けられるタグ。


カオルはクールで二枚目、ルナは明るく社交的と対照的な二人だが、意外と似通った所があったり、終盤では目で会話しあったりしている。


各話での行動編集


第一話「転校生、ルナです!」・第二話「回避は不可能!?」編集


転校早々遅刻しそうになったルナが、同じく登校中だったカオルに「遅刻しちゃうよ」と声をかけたのが二人の出会い。

カオルは無言のまま壁をジャンプで軽く超えるという超人技を披露し、ルナはそれに感心していた。

その後、授業のバスケでルナに反則技を仕掛けたハワードに対し、カオルはルナをサポートしつつ反則技を仕掛け返し、勝利に導いた。

ハワードが抗議すると、カオルは「審判にバレなきゃいい」というハワードの言葉を皮肉った。

これが原因でハワードとその取り巻きに喧嘩を売られたカオルを、今度はルナが庇う。

この際の乱闘で火事が起き、シャアラがピンチに陥ってしまうのだが、二人(とシンゴ)で無事救出した。



第四話「私たち、どうなっちゃうの!」~第七話「まだ歩き始めたばかり」編集


不慮の事故から、嘗ての地球に酷似した環境の惑星に遭難してしまうルナ達。

その星で暮らす巨大で狂暴な生物達により危機に陥る仲間を、二人で守る姿が見られる。

カオルは勿論だが、ルナの超人っぷりも必見。



第八話「生きるために大切なこと」編集


島で生活する為のリーダー決めで、ベルやシンゴ、シャアラらに同意する形で、カオルが「(ルナがリーダーで)いいんじゃないのか」と発言。

最初のデレシーンとも言える。



第九話「きっと仲良く暮らせる」編集


リーダーとして、「フェアリーレイク(シャアラ命名)付近に家を建て移住する」事を決意するルナ。

その際、のこぎりで木を切り倒したり運んだりと、二人で共同作業を行っている。

尚、こののこぎりはカオルが自分で作った物である。



第十三話「ひとりじゃない」編集


初のカオルナ回。

単独行動を取るカオルを一同が非難する中、フォローに奔走するルナ。

その後、ルナは家に襲撃して来た巨大トカゲの撃退を試みて負傷したカオルを手当し「無茶だ」と咎めるも、カオルは「俺の勝手だ」と突っ撥ねる。

するとルナは瞳に涙を浮かべてカオルに掴みかかり、


「バカ!命は大切にしなきゃダメよ!一人で生きてきたと思ったら、大間違いなんだからね!」


と叱る。

その後、トカゲに追われるシンゴを助けるべく無茶を働いたルナに助太刀し、無事巨大トカゲを討伐。

ここで初めて、カオルはルナの名前を呼んだ。


「一番無茶なのは誰なんだよ」


この回で心境の変化が生じたのか、以降のカオルは単独行動を控えるようにしている(実際、十五話では「様子を見てくる」と一言入れてから家を発っている)。


第二十三話「光の中に」編集


大きく間を開けて、二度目のカオルナ回。

冬が訪れ、食糧難に陥った一同。

カオルは食料を探しに行くが、アクシデントにより崖から落ちかける。

死の足音が近付く中、底の見えない谷の闇に、カオルは己の忌むべき過去を想起し・・・。


「俺の番が回って来たみたいだな・・・ルイ」


そこへルナが駆け付け、ロープを下ろしてカオルを救助。

直後、風に煽られて落ちかけたルナをカオルが押し倒して助け返す。

吹雪をしのぐ為に洞穴に入ったルナは、そこでカオルの過去に触れる。


「そんなもの無いさ」

「俺が、殺したんだ」


「カオルが人を殺した事がある」とシャアラから聞き出していたルナの、「カオルがそんな事をする筈がない」「もし本当だったとしても何か理由がある筈」という言葉を、カオルはこう言って否定した。

そして、前に通っていたアストロノーツ養成学校で、学友でライバルだったルイという少年を事故死させた過去を語る。

対抗心故に己が取った独断専行が遠因となって命を落とし、永遠に宇宙の闇を彷徨う事になったルイの事を、彼は今でも悔いていたのであった。

カオル本人は「(ルイの手を態と離して殺すような)卑怯な真似だけは絶対にしない」と言いつつも、「何故あの時、もっとしっかり掴んでいられなかったのか」「もしかしたら、無意識の内に手を緩めていたのでは」という後悔や罪悪感を抱えており、これまで決して見せなかった涙を流していた。

その後、ロープが行方不明になった為に崖を自力で登る事になった二人。

崖崩れで二人共落ちかけたが、カオルが片手で崖に掴まりつつもう片手でルナの手を取り、更に宙ぶらりんのルナを片手で持ち上げるという超人にも程がある離れ業で事なきを得、崖を登り切った。

直後の会話で、ルイが最期に言った言葉について問うルナ。

「さあな」と答えたカオルに対し、ルナは己の過去からこのような推測を述べた。


「もしかして、『生きろ』って・・・言ったんじゃないかしら」


ルナの父もまた、ルナを助けて死ぬ間際にその言葉をかけていたのである。

二人を襲っていた吹雪が止み、雲の隙間から光が差す。

まるで、長年考え続けていた答えを漸く見つけた、カオルの心を現すかのように。

ルナの言葉で憂いを振り払ったカオルは、二人の無事を喜ぶ皆の元へ、ルナと共に駆け寄っていくのであった。



第二十五話「未来のために」~第二十七話「しぶとい奴ら」編集


アダムを加えた三人で、親子のようなやり取りをしているシーンが散見される。



第二十八話「これもみんなのため」編集


脱獄囚に捕まったハワードを救出する為、一人赴こうとするカオルを止めるルナ。

「万一の時犠牲は少ない方がいい」と言い行こうとするカオルに対し、ルナは腕を掴み、先述のルイの言葉を思い起こさせて引き留める。


「お前には敵わないな・・・」


カオルのこの敗北宣言を以て、一同は全員生存の可能性を模索し始める。



第二十九話「ぼくにもやっと・・・」~第三十一話「俺たちはきっとやれる」編集


脱獄囚との戦闘でダメージを受けたルナをおんぶしたり、脱獄囚に見つかりかかったルナ(とシャアラとアダム)を助ける為に囮になったり、ルナを撃とうとした銃を弓で弾いたりするカオルの姿が見られる。



第三十二話「急げ!!」編集


脱獄囚の足止めの為に島に残ろうとするカオルだったが、先述の過去を聞いていた為、カオルが宇宙船を操作できることを唯一知っているルナが、先に船に行くように頼む。

カオルはそれを承諾し、先に渡って離陸の準備を行った。



第三十七話「弱音を吐くな」~第三十九話「どうしてそんなものが」編集


大陸に向かうべく海を横断する一行。

船酔いを起こして次々と船員が倒れる中、ルナにも休むように告げてライフジャケットを渡す、船から落ちて遭難→異常な回復力の判明(カオルが「(島の巨大ロブスターを例に出し)ナノマシンが体内に入ったからでは」と推測、後に当たっていた事が判明している)という出来事の連続に動揺し沈むルナに話しかけるなど、ルナを気遣うカオルの姿が見られる。

また、この時渡したライフジャケットが、結果的にルナの命を救う事となった。



第四十話「とうとう着いた」編集


カオルナクラスタの間で伝説となった回。

自分を変えてくれたルナに恋心を抱いていたベルは、この回でルナに告白。


「俺が、ルナの家族になるよ!」


が、言い方が少し遠回しだった為にルナは意図に気付かず、躱されてしまう(後、「(自分が家族を作るのは)まだ先の事だと思うから」と保留にした)。

しかもある種最悪な事にこの会話をハワードが目撃しており、残りの全員に言いふらされてしまう。

(フォローしておくと、ハワードも意味を理解できていなかった。デリカシーが無い事に変わりはないが・・・)

これを聞いたカオルは、持っていた魚の串を地面に刺す力を無意識に強め、串を折ってしまった。

加えて滅茶苦茶動揺していた。

(この事から、カオルは直ぐに意味を理解できていた様子)

その後もプロポーズの内容をハワードが復唱すると串を地面にぐりぐりと押し付けチャコ


「それは所謂・・・プロポーズやな!」


と言うと、更に動揺して串をもう一度折ってしまった。

また、ハワードに「ルナはベルの事が好きなのか」と冷やかされたルナが「(家族として)好きだよ」と返すと、カオルは目線を下に向け、落ち込んでいるらしい様子を見せた(しかもこのシーンは、ベルに好意があるシャアラを差し置いてカオルだけがアップで写されている)。

つまりこの回では、頬を染めたりプロポーズしたりしたベルと異なり直接的表現は無かったにもかかわらず、カオルがルナに好意を抱いている事が明らかになったのである。

好意もとい動揺の表現に串が使われた事から、ファンからは「串ポキ回」と呼ばれている。

因みにルナの返事が気になっていたようで、上記の保留の会話を盗み聞きしていた



第四十一話「だから行かなくちゃ」~第四十七話「始めるぞ!」編集


前回で危機感を覚えたのか、(今までもなかった訳ではなく、寧ろ結構あったが)カオルがルナの隣にいたり、ルナに同行して囮や食料調達を行うシーンが増えている。

また、ドローンに攻撃されそうになったルナをカオルが押し倒して助けるシーンや、落水したアダムを助ける為に飛び込んだルナを追い、カオルも潜水してアダムを救助するシーンがある。



第四十八話「あなたはあなたじゃない」編集


サヴァイヴに操られたシャアラとハワードの救助の為、一人向かおうとして昇降機を上げるルナを追って、カオルは既に人一人分は上昇した昇降機にジャンプで転がり込み同行。

その後、隙間から狙ってきたドローンの光線からルナを庇ったカオルが、自分を下敷きにしてルナを押し倒した。



第五十一話「死ぬために行くんじゃない」編集


星を重力嵐から救う為の作戦を行う前夜、言葉を交わすルナとカオル。

宇宙船から星を見上げる二人は、穏やかに微笑んでいた。


「宇宙船の操縦、俺に任せていいのか」

「私はカオルを信じてる」


自分のせいで死んでしまった友人を持つカオルと、自分を助ける為に死んでしまった父を持つルナ。

同じ痛みを知る二人は、彼等からかけられた「生きろ」の言葉を胸に、生き残る為の最後の作戦に向かう。



第五十二話(最終話)「みんなのところへ」編集


予想外の事態が起き、重力嵐に突っ込ませる予定の宇宙船から脱出出来なくなる一同。

最終的には皆と共に行くのであればと受け入れるが、ルナは・・・。


「ここからは、私とサヴァイヴだけで行く」

「カオル、後はお願いね」


強制離脱させられる直前、カオルはルナの名前を叫んだ。

その後、重力嵐と格闘するルナを他の皆と共に見守りながら、カオルは嘗て自分を救った言葉をルナに投げかける。


「ルナ!『生きる』んだ!」


その言葉も空しく宇宙船は消し飛び、ルナも死亡したと思われたが、サヴァイヴの最後の力で守られていた彼女の生存を確認し、カオルは涙目になりながらもそれを喜ぶのであった。

エピローグでは、成長して地球で環境改善に取り組む中、皆からのメッセージを見るルナの姿が。

その中で、カオルだけが明確に次に会う約束をしていた。

また、ロングヘアに変化したルナと対照的に、カオルは短い髪形に変化している。



関連イラスト編集

サヴァイヴ無人惑星サヴァイヴ

幸せ……拾った。


無人惑星サヴァイヴ カオル ルナ

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