概要
CV:木下菜穂子
ソリア学園の生徒。14歳。
転校早々のルナの初めての友達。
ルナとは初対面で馬が合い、ハワード達が起こした火災事故で絶体絶命のピンチに陥った際、ルナに命懸けで助けられた事で親友となる。
思いやりのある穏和な性格だが、メンバーの中でも特に心配性で、引っ込み思案かつ泣き虫。そのため学園では友人が少なく、ベルをいじめているハワード達のことを嫌っており、関わるのも避けていた。
そして惑星に不時着した当初もすぐパニックに陥ったり悲観的なことばかり考えてしまい、生きることすら諦めていた。ハワードのことは嫌っていたが、特に「みんなの家」が完成してからはごく普通に会話している。
ピンチに陥ると何もできずにただ泣くだけの事も多かったが、サバイバル生活を通じて徐々に逞しく成長してゆく。特にルナやベルから「何があっても最後まで絶対に諦めない」という考え方において多大な影響を受けており、自身もそれをはっきりと言動に表すことが増えてゆく。
物語が進むと同時に彼女の精神的な成長が要所に描かれており、メノリやカオルのように冷静で達観した考え方をするメンバーが多い中、それを最も体現したキャラクターでもある。
仲間も驚くような叱咤激励や根性を見せることも。
趣味は読書と私小説の執筆であり、特に文学やファンタジー小説を愛好している。
そのためか感受性や想像力が人並み外れて豊かで、何かに名前を付ける事が得意。
だが一方で過度にロマンチックな夢に耽る事も多く、繊細さゆえかマイナス思考に陥りがちな所もある。
ハワードやチャコ曰く「メルヘン少女」。学園生活においても、小説の執筆に没頭することで現実から目を背け、自分の世界に閉じこもっていたことが友人を作りにくかった理由として挙げられている。
運動神経は鈍く身体能力も低いが、炊事や裁縫などの家事全般は得意であり、病人の看病など家庭を守る母親のような役割を任されることが多い。
しかし、時に頑固で大胆な行動に出ることがあり、何の予備知識も練習もなしにパワーローダーの操縦をし、運任せではあるが味方の応戦をすることもあった。
惑星脱出途中、惑星に「サヴァイヴ」と名付ける。
帰還した数年後は惑星での経験を元に小説家となり、仲間との冒険を描いた本を綴っており、明るく活発的な印象の女性へと成長していた。