概要
ソロモン諸島の南東の端にあるサンクリストバル島に伝わる精霊たちの総称。
「カカンゴラ」とも呼ばれており、近隣の島では「カカンゴラ」若しくは「プワロンガ」と呼ばれる事もある。
カカモラ達の大きさは非常に小さな者から人間の膝の丈程の者まで様々だが、一様に長い髪に鋭く尖った爪と歯を持っているとされており、森の中の洞窟や聖樹バンヤンに彼らの王や女王と共に住んでいて、金銭を蓄えるのが大好きといわれている。
カカモラ達はその昔は人間狩りを行ってその肉を喰らう凶悪な精霊で、人間の住む家を覗き込んではその命を奪う機会を虎視眈々と狙っていたとされる。
しかし、ある時「髪の毛をつかみカカモラを壁の隙間から引っ張り出してお尻を突っつく」という撃退方法が人間たちに発覚してからは、カカモラ達は人間、特に子供達に悪戯を仕掛けるのを控える様になったといわれている。
また、カカモラ達は白いものが苦手だとされている。