特徴として
- 胸を張っている
- 肩幅程度に広げた両足
- 拳を握り締めている
- 肘を軽く曲げている
等が挙げられる。
また、カトキハジメのデザインに近いプロポーションも判断基準の一つとなる(後述の大河原邦男は特に顕著なのだが、メカデザイナーごとに独特のプロポーションを持っている)。
設定画とはすなわち一次資料であり、特に細部形状を把握する必要性のあるメカデザインにおいての利便性(すべてのパーツに目が行き届き、重なる部分がない)を求めた結果のポージングであろうことは想像に難くない。
なお「カトキハジメが最初に使い出した」というのは誤りである。そもそもは大河原邦男がガンダムのデザインを手がけた頃には存在したもので、人型ではないが大河原のタツノコプロ時代の上司だった中村光毅も同様のアングルを多用している。
と言うのも、中村以前は一次資料ということでメカデザインは三面図で起こされることが多かったのだが、中村は『タイムボカンシリーズ』でこの定石を破り、主役メカ(タイムメカブトン)のデザインをローアングルからの煽りで起こすという手法をとった。これが結果的に大当たりとなり、以降多用されるようになるのである。
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