概要
クロックタウンの町長の息子。
名前は中国語で『コーヒー』を意味し、その為かクロックタウン上層部の人物(ドトール、アロマ、バイセン(焙煎)、ムトー(無糖))は全てコーヒー関連の名前である。
本編ではあまり関係がないが、サブイベントでは最も影が濃いと言ってもいい人物である。
彼とアンジュのイベントは、サブイベントの中でも最もクリアが難しく、イベントの過程を一つ失敗するだけでクリア不可となってしまうものが有る。
『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面3D』やNINTENDO64 Nintendo Switch Online版などでは、時の歌を使わずとも途中でセーブ可能となったため難易度は若干下がっている。
作中の動向
アンジュとは幼馴染にして婚約者であり、カーニバルの日に彼女との結婚を控えているが、スタルキッドの魔法で子供の姿に変えられてしまう。
その際に北の祠に住む大妖精に相談に向かったところ、スリのサコンに婚約の証である「太陽のお面」を盗まれてしまう。そのためアンジュにも家族にも何も言わずに失踪し(父親の町長は実はその事情を知っているが、妻には黙っている)、サコンの情報を探るべく父親の悪友であるマニ屋のおじさんのもとに身を寄せ、盗品が流れるマニ屋の裏口に身を潜めている。普段はキータンのお面を被って素顔を隠している。
尚、サコンのアジトに潜入するイベントの途中で少しだけ彼を操作することが出来る。
モーションはリンクのものをそのまま使っているため、回転アタックや素振りができる。
また、初日に現れる時に犬の体当たりを食らわせると吹っ飛ぶ。
また、サブイベントを最後まで進めると3日目のAM5時(つまりゲーム内で残り1時間)を過ぎるため、クリアして幸せな空気の中で時の歌を使い時間を巻き戻したプレイヤーも少なくないだろう。
漫画版
姫川明のコミカライズでは終盤のシナリオに登場。
原作には登場しなかった大人の姿(ただし顔は見えないようぼかされている)と子供に変えられてしまった経緯が描かれている。
前祝ということで調子に乗って飲み過ぎてしまった帰り道、スタルキッドから遊ぼうと声を掛けられるが酔っていたこともあり冷たくあしらってしまう。それで仕返しとばかりに子供に変えられてしまった。そんなつもりじゃなかったと謝るカーフェイだが、スタルキッドは嘲笑を残して姿を消してしまう。
その後、アンジュに好意を持っていたリンクによって無事に引き合わされる。
なお、こちらでは太陽のお面は盗まれておらず、アンジュの前から姿を消した理由も「こんな(子供の)姿で会えない」という後ろめたさからになっており、最終決戦ではアンジュと共に、リンクがムジュラの仮面との決戦へ赴く姿を見届けている。
最終話終盤では無事に元の姿に戻ったようでアンジュと結婚式を挙げた。
余談
今作では前作の登場人物と瓜二つの人物ばかりの中で、数少ない彼と対になる人物がいない。
その為、ファンの間ではカーフェイの対となる人物はリンクではないかという考えがある。
前作でリンクが「コドモからオトナ」になるようにカーフェイは逆に「オトナからコドモ」になっている。
これは「肉体そのものが変化」という類似点であると同時に「成長と退行、真の姿と仮の姿」など相互点でもある。
また髪の色と服装・武装以外で体型・人相・前髪が類似している。
逆に相互点としてリンクは「ガノンドロフの野望を阻止した勇者・孤独の騎士・親が故人・旅人」などに対しカーフェイは「一般人・非戦闘員・親が生存・町の住人」など真逆の境遇になっている。
後にリンクと対になるキャラクターが本当に登場した。被り物で正体を隠していたり、髪の色が同じだったりとカーフェイとも類似点がある。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではスピリッツで登場。