概要
公共施設、学校、商業施設、集合住宅、宿泊施設、小規模な工場...など、まとまった電力を消費する施設に設置される配電設備で、変圧器や遮断器、受電盤などを金属製の箱におさめたもの。いわば小さな変電所と分電盤をセットにしたものである。駐車場の隅やビルの屋上などに設置されることが多いが、電気室内など見えない場所に置いてあることもある。
配電線から送られてくる3相交流6600Vを受電し、1相200-100V、3相200V、3相400Vなど、実際の電気設備で使う電圧の交流電力を出力する。
特に大量の電力を消費する大規模工場などはキュービクルより大規模な「特高受配電設備」を使い、2万2000V(22kV)や3万3000V(33kV)の特別高圧線から受電する。