ギミック!
ぎみっく
サンソフトが1992年に出したファミコン用アクションゲーム。
横スクロールタイプのアクションゲームで、Aボタンでのジャンプの他、Bボタンの長押しでエネルギーをためて星を放つことができる。この星は放物線を描きながら地形にバウンドするようになっており、そのまま敵にぶつけて攻撃したり、上に乗って高速で移動する足場にしたりなど様々なことに利用可能。
キャラクターや各ステージのかわいらしさとは裏腹に非常に難易度が高いことで有名。更に言えば、レトロゲームと呼ばれるカテゴリーでも高額となっており、2023年の相場では10万円台とも。
(ここまで高額になっているのには相応の理由があるが、それがテレビ番組に取り上げられたこともあるし、このソフトを求める海外からの観光客もいる位である)
2010年6月8日にプロジェクトEGGにて配信。
2020年12月31日にはアーケード用筐体『exA-Arcadia』にて、リメイク版『ギミック! EXACT☆MIX(エクサクトミックス)』が配信された。
2023年には『スペシャルエディション』がリリースされている※。
※ シティコネクションが制作・販売。ちなみに、シティコネクションは過去に自社レーベル『クラリスディスク』からギミックのオリジナルBGMが収録されたサンソフトの過去作BGMを収録した『RomCassetteDisc In SUNSOFT』をリリースしている。
2024年6月23日にサンソフト公式から投稿された動画で続編にあたる「ギミック!2」が発表された。
ゆめたろー(プレーヤーキャラ)が店のぬいぐるみ売り場を歩いているとき、女の子の誕生日プレゼントを買うべく、お父さんが店員に案内されぬいぐるみ売り場に来ました、その時ゆめたろーは咄嗟に商品の山の中に隠れました。お父さんは手に取ったぬいぐるみが、ゆめたろーとは知らず買っていきました。
女の子はゆめたろーがとても気に入り、部屋に抱いて帰りました。
そしてある夜、今まで誕生日ごとに一つづつ女の子に贈られた別のぬいぐるみたちは、女の子があまりにもゆめたろーをかわいがるので、自分たちがもうかわいがってもらえないのではないかと不安になり、異次元へ女の子を連れ去っていきました。ひとり残されたゆめたろーは女の子を捜しに行きました。
- トラップ(即死トラップ含む)の多さ
- 各ステージ開始時2ポイント、アイテムによる上限4ポイントと少ない耐久力の割に激しい敵の攻撃(後半のステージのボス戦になるとボスの攻撃がチートじみた激しさになってくる)
- トゥルーエンディングを見るためには6面クリアまでノーコンティニューかつ各面のあるものを集めなければならない。
- 傾斜もある種の障壁
- ゆめたろーの攻撃手段に色々と制限がある
- ザコ敵含め、攻撃だけではなく防御や巧みな回避をしてくる敵までいる。
これらの要因が、かわいらしい雰囲気の中に潜んでいる。
難易度は非常に高いが良作である。
また、現在から見れば低性能な当時のゲーム機向けのソフトでありながら殆ど処理落ちを起こさないことも有名。
- 本作のサウンドコンポーザー影山雅司氏インタビュー
- 本作のプログラマー酒井智巳氏インタビュー
- プロジェクトEGG公式サイト内紹介
- 『exA-Arcadia』公式サイト内EXACT☆MIX紹介
- スペシャルエディション公式サイト
- 『iam8bitJapan』による本作のリマスターサントラ販売ページ
- wikipedia