ブライアン・オーサーが指導するフィギュアスケート選手である羽生結弦とハビエル・フェルナンデスが一緒に描かれているイラストに付けられるタグ。
「クリケット」の由来は、2人が競技選手時代に所属していたカナダの名門フィギュアスケートクラブ「クリケットクラブ」、正式名称“Toronto Cricket, Skating and Curling Club”より。
同じくオーサー門下のチームメイトであったナム・グエン(2015年4月下旬、他コーチの元へ移籍)、またはオーサーが一緒に描かれている作品も含む。
また羽生、フェルナンデス、グエンの3人組を「クリケット3兄弟」「クリケットブラザーズ」と称することもある。
オーサー含め全員まとめて「クリケットファミリー」と称したりもする。
概要
フェルナンデスがクリケットクラブの門を叩いたのは2011年8月(当初は7月予定だったが本人が「遅刻」したため)、羽生は2012年4月下旬。
羽生がクリケットクラブを選んだ理由は「オーサーに師事してから4回転ジャンプの精度が上がったフェルナンデスと切磋琢磨したい」と考えたからである。
最初は英語が話せずなかなか打ち解けられなかった羽生に、フェルナンデスが積極的にわかりやすい英語で話しかけ、次第に交流を深めることになった。
マイペースでのんびり屋のフェルナンデスと、真面目で練習熱心な羽生は性格は完全に真逆なのだが、オーサー曰く「二人はお互いのことが大好き」だそうである。
羽生本人は、仲のいいスケート選手について尋ねられると「あんまりいないかもしれない」「そんなにクリケットでキャピキャピしてるタイプじゃないんですよ僕」と答えているが(KENJIの部屋 / 2015年9月放送)、アイスショー、大会での公式練習やエキシビション、表彰台、スモールメダルセレモニー、バックヤードでもその仲の良さをうかがわせている。
羽生とフェルナンデスはこれまで
2011年GPロステレコム杯
2012年フィンランディア杯
2014年世界選手権
2014年グランプリファイナル
2015年世界選手権
2015年グランプリファイナル
2016年世界選手権
2017年オータムクラシック
2018年平昌五輪
で共に表彰台に上がっている。常に表彰台を争うレベルの選手同士が同じコーチに師事するのは、フィギュアスケート界でも非常に珍しい例である。