概要
声優は東地宏樹。
肉体能力に秀でた種族・クラウストロ人の男性。36歳。
身長:196cm、体重:96kg。4月12日生まれ。
反銀河連邦組織「クォーク」の創設者。元々はリーダーをしていたが、ある一件からその座を譲り渡し、現在は組織の一員として行動。フェイトを確保して現在の「リーダー」に会わせるため、フェイトがひとり漂着した未開惑星までやってくる。
以降はフェイトともっとも長い間ともに行動し、道中はフェイトの兄貴分のような存在となり、融通のきかないフェイトを時には叱責し、時にはサポートする役割を担う。
同じクォークのミラージュとは、よき相棒であるとともに道場の姉弟弟子関係でもある。
豪快な性格で、勘に任せて動いたり、ジョークをよく飛ばす。女性に目がなく、シーハーツとアーリグリフ、どちらにつくか迫られた際は「美人についたほうがいいだろ」という極めて軽い理由でネルに同行。シーハーツ女王との謁見直前には、「美人だと嬉しい」とニヤつきながら話している。
しかし、組織の元リーダーという経歴上、理知的で冷静な判断も相応にしており、真面目な態度を見せる機会も意外と多い。頭を使うのはあまり得意ではないが、回転そのものは非常に早く、ネルに怪しまれず納得させるだけの説明を瞬時に思いついているほか、状況判断能力にも長けている。また彼個人の能力ではなくクラウストロ人の能力として、銃弾を避けるほどの動体視力と瞬発力を持っている。
神田晶のコミカライズ版では、専らコメディリリーフを担うキャラとして描かれている。くだらないジョークや好色発言をしてはネルに殴られることが多く、フェイトには呆れられている。一方でシリアスな雰囲気を見せることもあり、フェイトの良き兄貴分としてあり続けた。ラストバトルに向かうフェイトに最後に言葉を送ったのも彼である。
あとがきによれば作者のお気に入りとのこと。視点主はフェイトだがヒーローとして活躍するのは明らかにクリフの方に主軸が置かれている。
アルベルとは初対峙の際に不意打ちとはいえ、深手を負わせられたことから敵として意識している。再戦では戦闘シーンは描かれなかったが一騎討ちの末に勝利している。後にアルベルが加入した際は「お前は俺が倒す」とライバル視され、クリフは「しつこい男は女に嫌われるぜ?」と軽口を叩き合った。
後に連載された「シキソー 警視庁第4機動捜査隊」に登場する「和泉涼成」は、性格面が漫画版のクリフに近いキャラクターとなっている。
また作者は小説版SO3でも挿絵を担当しており、アルベルと決着を付けた際の挿絵にはクリフの姿がメインに描かれていた(漫画版ほどライバル視はしていないが二人の掛け合いもある)。
性能
戦闘スタイルはガントレットを利用した体術。
通常攻撃は全体的に発生も硬直も小さめ。近距離・遠距離だけでなく、中距離でも繰り出す攻撃が変化する珍しい性質を持つ。
近小攻撃はリーチは短いものの、連発が可能。近大攻撃は敵を浮かし、追加入力で追撃のストレートを叩き込む。追撃を狙わずに、空中コンボの起点にする使い方も可能。
必殺技はパンチやキックが主流で、気を放つ技も一定数存在。連続パンチを叩き込む『フラッシュチャリオット』、上空に飛び上がり一気に落下して攻撃する『エリアル・レイド』が使いやすく、なおかつわかりやすい強さを発揮。全体として、ダウンを奪う技が多め。
ただし、格闘という戦闘スタイルの関係上、遠距離攻撃技はほとんどなく、専ら近接戦闘を行うことになる。HPは高いがMPが低く、ゲームが進行するにつれて倒されやすくなるため、体力があるからといって無策で突っ込ませないほうがよい。
DC版では主力の『エリアル・レイド』が弱体化。…しているものの、キャンセルボーナス導入の影響で、連発すると手軽に大ダメージを出せるようになり、結果としてはむしろ強化。また、無印版でイマイチすぎる性能だった『マックス・エクステンション』の性能が大幅に向上。
総合的に見て上方修正され、さらに頼れるアニキとなった。
スターオーシャン:アナムネシス
ネル・マリアと共に配信開始から参戦している☆5のエースキャラクター。
ロールはアタッカー。イラストは風間雷太が担当。