概要
CV:千葉一伸
生年月日:宇宙歴748年 12月31日、年齢:24歳。身長:185cm、体重:64kg。
エリクール2号星の軍事国家、アーリグリフ国の戦士。
アーリグリフ3軍団のひとつ「漆黒」の団長で、「歪(いがみ)のアルベル」の異名を持つ。
その実力は各地に響き渡っており、シーハーツ国からも恐れられている。二つ名の通り性格はかなりひねくれていて、強いことこそが正義だと考えている。
左腕のガントレットは、過去に負った火傷の痕を隠すためのもの。
(雪国出身なのに)ヘソ出し+スリットのやたら露出度の高い衣装や、「触手の生えた焼きプリン(公式)」などと称される独特の髪はよくネタにされる。
ヒネた性格ではあるが、父親も高名な軍人だったためか武器や剣術に関しては正統派。
性格
他人を「クソ虫」「阿呆」と見下し、現実味のない教科書的な答えをこっぴどく嫌う。
「偉い奴が強いんじゃねぇ、強い奴が偉いんだ」の台詞の通り、強弱でしか人間の価値を測る事が出来ないが、一方で自身の信じる「強さ」を模索して努力を欠かさない人物でもある。
実力を評価され、国王から気に入られているために団長という地位にいるものの、明らかに統率者向きではない性格をしており、作中では「部下の尻拭いをするのが上司の仕事じゃないのか」とフェイトに指摘されるも「知るか」の一言で一蹴。また、エリクールに残った場合のルートでは、軍の仕事そっちのけで秘密特訓しているなど、立場をわきまえない行動が非常に多く、横からも下からもあまりいい目で見られていない。
しかし、受けた恩には感謝する一面もあり、ブレアの手引きでFD空間から脱出する際には「世話になった」と素直に礼を言っている。
シーハーツに与するフェイト達とは対立する立場で一度は直接対決するが、その後シーハーツとの対立関係の解消を機に仲間に加わることになる。特に、フェイト個人に対する執着は強く、彼が再度仲間になる際は一騎打ちを迫られる程。所謂主人公のライバル的存在。
レベルアップ時には狂気染みた高笑いを発する等、ネタの豊富さには付け入る隙が無い。特に4コマ等の公式アンソロではその扱いが顕著で、彼が題材となる話では上記の割合が殆ど。
メインからサブまで各々が強烈な個性を持つSOキャラクターの中でも、群を抜いて際立っていると言っても過言では無い。
「公式ガイドブックファイナルエディション」の愛読者アンケートにて募った人気投票では男性票608票、女性票263票の合計871票で、サブキャラながら2位のフェイト(438票)と2倍に近い票差で1位に輝いた(なお、人気投票の結果は公式設定資料集にて発表された)。
iOS/Android用アプリ『スターオーシャン:アナムネシス』では、3月9日のアップデートでSO1のイリアと共に実装された。
それより前に電撃オンラインで行われたアンケート(外部リンク)「実装してほしいキャラクター」部門で1位であった。
漫画では
神田晶の漫画版では、フェイトではなくクリフとライバルという関係になっている。初対決ではクリフに手傷を負わせてから引き下がり、クラウストロ人をも出し抜く強さを見せた。
しかし二度目の対峙でクリフと一騎討ちを繰り広げ、敗北(その場にはタイネープもいたがクリフに加勢したかは不明)。戦闘シーンは省略されているが激しい闘いだったようで、お互いに重傷を負っていた。
その後、一行がクロセルと接触を試みた際に颯爽と駆けつけ仲間に加わり、クロセルに傷を負わせたことから彼に人間の力を認めさせた。その際はクリフに再戦の意思を示している。
味方になってから出番は殆どなくなり、キャラクターも終始シリアスな一匹狼という役回りだった。
小説版では
こちらでは原作同様にフェイトのライバルとなっており、ペターニでの宿屋で起きるPAが起き後にカルサア修練場でのバンデーン襲撃時にアルベルが登場し以降も仲間として行動することに。終盤では原作のPAで入手できる魔剣クリムゾンヘイトを入手している。
余談だが、本来ならアルベルがいてネルがいない場面での挿絵で何故かネルになっている致命的なミスがある
性能
装備武器は刀、爪。分類が全く違うように見えるが、システム上はどちらもアルベル用の武器種。
通常攻撃がかなり特殊で、スタミナが続く限り連続で相手を切り続ける近小攻撃、指定したターゲットに当たるまで左右を往復しながら薙ぎ進む遠大攻撃が例として挙げられる。さらに、スフレ以外では唯一のカウンター持ちで、近小攻撃にそのまま繋げられる。
どのキャラにも共通して言えるがAIに任せた場合は攻撃頻度が低く、小攻撃による連続斬りをしないなど、自分で操作しないと真価を発揮しないキャラ。そのくせ敵として戦う場合はしっかり連続攻撃してくるうえ、遠距離大攻撃をキャンセルするといった操作上はできない動きをする。
必殺技は『空破斬』『衝裂破』『双破斬』『吼竜破』など、伝統のエダール剣技を主に使用。それ以外にも、体術系の特技である『気功掌』や、『剛魔掌』といったガントレットを活かした攻撃も行う。全体的にダウンを奪う技が多く、追撃をかけられる技も一定数存在する。
なお、全キャラ中唯一CPが7以上の技が存在せず、バトルスキルを多めにセットできる。
性能面の高さのみならず、シナリオ面でも加入させた場合と加入させなかった場合の両方に専用のイベントが用意されており、かなり露骨な優遇を受けているキャラ。
DC版では『剛魔掌』『吼竜破』のCPの性能が大幅に弱体化したうえ、ダウン技の多さ故に新バトルシステムのキャンセルボーナスの恩恵を受けづらくなっている。『魔光閃』のように強化されている技もある。
余談
- 通常1度目の加入の際に通常はアーリグリフ直行することが殆どで見落とやすいが、加入前の時点でシランド城のネルに話掛けるとネルからアルベルへの評価を聞くことができ、この時の会話に出てくる「銀」はこの時点以外では銅を取りに行くイベント直後のエレナとの会話でしか辞書登録されないレアワードである。
またこの時点でペターニの酒場にいるクリフに話すとプリンの渾名が公式であることが最短のタイミングで確認も出来る。
- クロセル戦前の会話で珍しくクリフと意見が合うというような内容のセリフがあり、クリフとアルベルの相性の悪さはPAで特に顕著出ており全員の感情値上がるようなボーナスPA以外ではどちらかが大幅に上がるのを選べば、どちらかが下がる傾向が殆どで、クリフエンドとアルベルエンドはほぼ排他仕様に近いものとなっている。ちなみにアルベルは捻くれた性格に加えて敵対関係者もいるということでクリフ以外にもネルを筆頭に大体のキャラと相性が悪くなっているがマリアやアドレーなどそれなりに一緒に上がるキャラもおりPA等のエンディング調整は苦ではない。