概要
『ジョーズ』の大ヒットを受けて製作された1976年のアメリカ映画。原題は『Grizzly』。
国立公園に出現した巨大なハイイログマ『グリズリー』の恐怖を描いたストーリー。
登場人物
- マイケル・ケリー
演:クリストファー・ジョージ (吹替:小林清志)
森林警備隊の隊長。グリズリーを仕留めようと奮闘する。公園の閉鎖を巡って上司のキトリッジと対立したり、部下のトムやケリーがグリズリーの犠牲になるなど、心労が絶えない。終盤でドンと共にグリズリーを追いつめたものの、グリズリーの反撃でドンを失うが、ドンの残したバズーカ砲でグリズリーを攻撃して爆発四散させた。
- ドン・ストーバー
演:アンドリュー・プライン (吹替:仲村秀生)
ベテランのパイロット。ヘリコプターを操縦して、ケリーに協力する。ヘリで空からグリズリーを発見して上空から追い回して疲れさせたところを仕留める作戦に出るが、ヘリを着陸させたときに、ヘリに向かって反撃してきたグリズリーに襲われて死亡(ドンは上空からの攻撃を提案したがマイケルの提案で地上で仕留める作戦に変更したことが裏目に出た)。
- アーサー・スコット
演:リチャード・ジャッケル (吹替:田中信夫)
動物学者で野生動物のスペシャリスト。公園の熊のことを全部知っている。グリズリーが木に残した痕跡から、人間を襲っているのが熊ではなくグリズリーだと見抜いた。グリズリーの扱いを巡り(スコットは生け捕りにしたいと考えていた)ドンと意見が対立して単独行動に出るが、グリズリーをおびき出そうとして返り討ちにされて死亡。
- アリソン・コーウィン
演:ジョーン・マッコール (吹替:栗葉子)
ケリーの恋人。レストランのオーナーの娘で写真家。部下を失ったケリーを慰めるなど、精神的な面で彼を支えた。
- チャールズ・キトリッジ
演:ジョー・ドーシー(吹替:村松康雄)
公園の管理責任者。公園を閉鎖すべきだと主張するケリーに真っ向から反対し、それが犠牲者を増やしてしまう結果になる。やがて、地元で暮らす母親と小さい男の子がグリズリーの犠牲になったことで責任を痛感し、公園の閉鎖を認めた。
- サミュエル・ハリエット博士
演:チャールズ・キッシンガー(吹替:上田敏也)
検死医。序盤で殺害された女性ハイカーたちの検死を行い、彼女たちが熊に捕食されたことをケリーに告げた。
- トム
演:トム・アークラジ(吹替:納谷六朗)
レンジャー隊員。ゲイルとは恋人同士。監視塔で警備していたところをグリズリーに襲われて、グリズリーが監視塔を崩壊させたことで投げ出されて転落死。
- ゲイル
演:ヴィッキー・ジョンソン(吹替:岡本牧子)
レンジャー隊員。トムと別行動中、水浴びをしていたところをグリズリーに襲われて死亡。