概要
黄金色のスカラベのような美しい甲殻を肢体の節々に備えた魔物娘。
スカラベ、すなわちフンコロガシの一種「タマシオコガネ」の形質を持つが、図鑑世界の彼女達が転がすのはフンではなく、魔力の塊である。
空気中に漂う魔力や、魔物が生活や性交の中で発散する魔力をどこからともなく収集し、球体状に丸めて住処である砂漠の遺跡に貯蔵する。
砂漠遺跡の魔物であるが、彼女達が現れるのはファラオが居なくなった遺跡である。
人間の男性が自分たちの住処に入り込むと集団で取り囲み、彼を強引に迎え入れ、遺跡の奥の寝所に運び込んでしまう。
彼女達は新たな主にひれ伏し、群れの全員で代わる代わる交接する。と、同時に魔力球を男性の体に染みこませていく。
魔物娘との度重なる交合は、人間の男性をインキュバスに変えていく効果があるが、魔力球という更なる要素が加わることでそれは推進され、インキュバスの中でも強壮な者となる。
強力なインキュバスとなった男性は、それまでは体力に勝る魔物娘に翻弄されていたのがうってかわり、自分からケプリたちを疲れることなく求めるようになる。こうしてケプリたちの王が完成する。
王に仕えるケプリたちは、召使いとして、兵士として、妻として、「王国」の再建を目指す。
やがてインキュバスである王を中心に遺跡は魔界と化す。
ケプリ達の忠誠と奉仕の中にあっても我を失わず為政者たろうとする王であれば、明るい明縁魔界が生じる。
しかし快楽に溺れ我を忘れた王のまわりには赤い月が耀き昼間も薄暗い暗黒魔界が生じることになる。