コウベタヌキノショクダイ
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こうべたぬきのしょくだい
ヤマノイモ目タヌキノショクダイ科に属す菌従属栄養植物の一種。絶滅したと考えられていたが、2023年に再発見された。
タヌキノショクダイ科に属する植物の一種で、日本の兵庫県にのみ分布する希少植物。
和名 | コウベタヌキノショクダイ |
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漢字表記 | 神戸狸の燭台 |
学名 | Thismia kobensis |
分類 | 単子葉類 ヤマノイモ目 タヌキノショクダイ科 タヌキノショクダイ属 |
花の大きさ | 1cm未満 |
花言葉 | - |
分布域 | 日本(兵庫県神戸市・三田市) |
アジアに分布するタヌキノショクダイ科植物の中で最も北に分布する種とされている。
植物なのに光合成をやめており、土中の菌類から栄養を奪い取って成長する腐生植物(菌従属栄養植物)と呼ばれる変わった植物である。
光合成を行わない為、葉は退化しており、花の形状も、とても花には見えない変わった見た目をしている。
林床で見られ、普段は落葉に埋もれていて見えないが、開花期の僅かな期間のみ、白~淡いオレンジ色のガラス細工の様な鮮やかで美しい花が現れる。
1992年に兵庫県神戸市のコナラやアラカシの優占する二次林において6月に1個体が発見されただけで(発見された当初はヒナノボンボリという植物だと思われていたが、2018年に別種と判明した)、その後の調査でも見つからず、その後に自生地が1999年の複合産業団地建設のため消滅した為、絶滅したと考えられていたのだが................
時は最初の発見から30年以上経過した2023年、消滅した自生地から約30km離れた兵庫県三田市の森林で発見されたと発表された。
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