コスト削減

こすとさくげん

従来生じてきた費用を削減すること。

概要

従来生じてきた費用を削減することである。

「経費削減」「合理化」とも呼ばれ、いずれも節約とほぼ同義になる。

日本においては、バブル崩壊後からコスト削減を重んじる風潮が高まり、現在ではあらゆる業界でコスト削減の取り組みが行われている。

ただし、過熱したコスト主義は科学技術の停滞と国際競争力の低下、海外移転と雇用・賃金抑制による人手不足と就職難を招き、現在ではこれを理由に忌避する見方も強い。

また、コスト削減が手段から目的にすり替わってしまい、かえって無駄な仕事が増えたという話も珍しくない。

転じて

創作において、完成までに要する工程を「作画コスト」と呼び、これを都合よく省略することをコスト削減と例えることがある。

関連項目

コスト　節約　リストラ

カルロス・ゴーン：日産の元最高経営責任者。経営難に陥った日産を救ったことで「コストカッター」の異名をとり、一時期は神格化されていた。