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「貴方はわたしを庇いました。ギブアンドテイクです」

「義を見てせざるは勇無きなりです」


説明文編集

◆忍◆ ニンジャ名鑑#0009 【コトブキ】 ◆殺◆

非ニンジャ。美しい女性型ウキヨ(自我を得たオイランドロイド)。

購入者の突然死によって意図せず監禁放置状態となり、

購入者が所蔵していたカンフー映画やグラインドハウス映画を糧として孤独に耐えた。

親切だが、思考はやや奇妙である。


概要編集

ニンジャスレイヤー』第四部「エイジ・オブ・マッポーカリプス」のヒロイン格兼サイドキックを務める女性で、劇中時代にて自我に目覚めたオイランドロイド「ウキヨ」の中の一体。


元は特殊性癖の所有者によって、年代もののカンフー映画たちとビデオデッキしかない密室に閉じ込められていて「飼育」されていた。

ところがその所有者は心臓発作で死亡し、閉じ込められたまま映画漬けの日々を送っていた所、近所で敵ニンジャと戦っていたマスラダ・カイのイクサに巻き込まれる形で助け出される。


以後、マスラダの知り合いとして彼に同行し、拠点「ピザ・タキ」の従業員として働きつつ、色々とお節介を焼きながら助けている。

その行動の根幹にあるのは、「義を見てせざるは勇無きなり」というコトワザに見られるような義侠心であるようだ。


映画漬けの環境で"育った"、文字通りの箱入り娘と言って良い出自を持ち、それ故にマッポーの世に由来するスレた感性を持たない純粋で能天気な性格。

礼儀正しく口調も丁寧だが、視聴していたフィクションの悪影響かしばしば「ヤッチマエ!」「ザマミロ!」などの悪態を口にしたり、しばしば突飛な発言や行動をノリノリで起こす。

後述するように腕っぷしもあるためか、荒事に対する適応力も高い。


普段はマスラダが拠点としたピザ・タキのウェイトレスとして働きながら、彼のイクサにも同行している。

彼女の真っ直ぐな性根と勇敢さと優しさは、ブッダもオーディンもいないマッポーの世と化した第四部での癒しとなっており、捨て鉢な戦い方をしがちなマスラダの命と人間性を大切な局面で幾度も繋ぎ止めている。


第4部シーズン4においては、その純真な性格からカタナ・オブ・リバプールの人造少年ニンジャ、「マークスリー」に一目ぼれされるも、価値観の相違から拒絶。その後紆余曲折を経て、シーズンの最終章でようやく和解できた。


外見編集

淡いオレンジ髪の美女だが、素っ頓狂な一挙一動が「女性的な魅力」から彼女を遠ざけている。

本人もそっち系には関心が薄く、前後行為は「自我があるのでダメです」とのこと。


インジケータも兼ねる瞳は翡翠色と明褐色に無自覚に切り替わる仕組みになっており、平時に覗き込むとその奥には製造元であるピグマリオン・コシモト社のロゴが浮かんでいる。


普段は見慣れたアクション映画の影響を受けた浅葱色のアオザイか、自身の名がデカデカとプリントされた独創的なセンスのTシャツを好んで着ている。

雰囲気に格好を合わせるタイプであり、遠方に出向く際には(やや誇張気味に)その場に合わせた服を用意する。

彼女のコスプレ・ジツは実際4部におけるお楽しみ要素の一つ。


能力編集

格闘能力編集

「オイランドロイド」は「ニンジャスレイヤー」の世界におけるセクサロイドである一方、

人間と遜色ない柔軟性や耐久力にマシーン由来の怪力を兼ね備えており、実際戦闘用のモデルも製作されている

加えてコトブキの場合、死んだ元所有者がカンフー・ムーブメントを学習させようと考えていたためか、ボディは基本的な反応速度や耐久力が高いカスタムモデルが使われている。


そのような出自から、並の人間より遥かに高い身体能力を持っており、「映画を見て覚えた」カンフーカラテをベースに、彼女独自の解釈を加えた独自の戦闘技法、コトブキ・ドーを駆使して戦う。


技としては、

  • 体に覚えさせた128種類もの手捌きを反射的に繰り出し攻撃をいなす「リトル・イデアの型」
  • それを応用して相手の攻撃ムーヴを誘導、最終的に両腕が交差状態になったところを抑え込む「クロスオーテ・ツミ」
  • そして無防備な相手の頭部に連続パンチをぶつけるトドメ技「ムジヒ・デッドエンド」がある。

性能の高さと自我と共に得たポテンシャルの賜物か、劇中序盤の時点でもアマチュアとは思えない活躍を見せている。

初期はさすがにニンジャ相手には時間稼ぎも難しいレベルであったが、後に鍛錬を重ねる事で自分だけのカラテへと昇華させ、短時間かつ状況に依存するという但し書きはつくが、サンシタ・ニンジャ程度となら同格以上に渡り合い、防戦に専念すればリアルニンジャの攻撃も捌き凌ぐ事が可能なワザマエに至っている。


彼女のニンジャでないが故のインストラクションは、一時的にナラクの力を失ったマスラダを立ち直らせ、後にそのカラテを底上げするきっかけを作っている。


ダメージを受けた際の悲鳴は「ンアーッ!」派だが、危険なダメージでは「ピガーッ!」。



中継ハッキング編集

彼女自身が電子機械であるため、特別な道具なしに別の機械を直結操作することが可能。ただしハッカー技能は持ち合わせていないため、大抵の場合必要な時は彼女を中継器としてタキが遠隔ハッキングを行う。


彼女が機械であることは時に弱点となる事もあり、作中では敵ニンジャ「アモクウェイブ」のサイキック能力「ジョルリ・ジツ」で操られてしまい、仲間に望まぬ暴力を振るってしまった事があった。


関連イラスト編集

オーエル姿のコトブキ=チャンピザタキ


関連タグ編集

ニンジャスレイヤー エイジ・オブ・マッポーカリプス

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