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コヨル国

こよるこく

コヨル国とは、『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する』に登場する架空の国家である。
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概要編集

本作の世界に存在する大陸の国の一つで、カイル王子の出身国である。ガルクハイン国から見ると、海を隔てて北の大陸に位置している。ローヴァイン辺境伯が対峙する国である。北の大陸にある国で唯一ガルクハイン国との航路を有している。


過去6度の人生において、周辺国の圧力に負け、ガルクハイン国との戦争に参加せざるを得なかった。その結果、国内に僅かしかいない騎士の大部分を失い、皇帝となったアルノルトに滅ぼされている。


本編において、リーシェがアルノルトと婚約したことで、カイル王子がガルクハイン国を訪問するという出来事が起こっている。


一年の半分以上を雪に閉ざされている関係で、家庭円満のため、男性が女性を褒める文化があり、身分の高い者ほど守る傾向がある。また、女性がぬかるんだ道を一人で歩いていると、見知らぬ男性がエスコートするほどだという。加えて、室内にいる時間が長いため、宝飾品加工の技術が発達した。更に、北端ではオーロラが観測でき、3度目の人生でリーシェとミシェルが出向いている。


一方で、雪に閉ざされることで、物流は制限され、食料や燃料である薪を自国で賄うことができない。


長い歴史の中で、周辺国から軍事力を持たないよう圧力を掛け続けられている。その為、他国に国の命運を握られてしまっている状態である。加えて、騎士が少ない国でもある。


政治編集

主に宝石による財力と政略結婚で国を保っている。


王族と国民との関係は友好的である。


そのうち、カイル王子は第一王子であるが、病弱のため、王位継承権を持っていない。現在は学問に関する公務を中心に担当している。


また、王族と学者はコヨル城で生活している。


産業編集

宝石・金銀産出編集

コヨル国が比較的裕福な理由の一つである。周辺国に宝石を提供し続けることを条件に存在を許されているとも言える。


宝飾品加工編集

他の国で時間がかかる装飾も短時間で精巧に仕上げることができる。リーシェの婚姻の儀の指輪が元々1ヶ月かかる予定だったが、ガルクハイン国に滞在したコヨル国の職人に依頼し、1週間で仕上げることが出来た。歯車や螺子も同様に型さえあれば同じやり方で複製することが可能である。この技術に目を付けて、懐中時計の開発者が型の制作を依頼している。


学術支援編集

王族のうち、カイル王子が中心となって進めている。作中で、カイル王子がガルクハイン国に訪問した理由に「学者の情報交換や視察」があったため、ミシェル他学者を帯同していた。


関連人物編集

ルプななの登場人物一覧を参照。


関連タグ編集

ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する


















































以下、ネタバレ注意


「コヨル国では最早、宝石をさほど採掘できなくなりつつあるのだろう?」


カイル王子がアルノルトとの1回目の交渉で、ガルクハイン国の軍事力の見返りとして「宝石や金銀を採算度外視で提供する」といったことで、明らかになった。


リーシェがコヨル国に仕えた時でも、一介の薬師や学者でしか無かったため、7度目の人生で初めて知ることとなった。


そもそもコヨル国は、軍事力を持たないため、戦争前に降伏した方が被害が少ない。しかし、周辺国が航路をガルクハイン国に奪われないため、「参加しない場合、コヨル国に攻め込む」という脅しに屈した結果が戦争参加に繋がっている。

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