概要
本作の世界に存在する大陸の国の一つで、ミリア達の出身国である。ガルクハイン国から見ると、南側に位置する隣国である。隣国になったのは、ガルクハイン国との間にあった国々が侵略されてガルクハイン領になったためである。ガルクハイン国が侵略しないのは、皇帝が信心深いからではないかという噂がある。
強い武力は持っておらず、クルシェード教の施設がある国である。クルシェード教にとって重要な存在である「巫女姫」の代理を務めることができるのは、この国の貴族の姫君だけとされている。
本編において、リーシェは、ディートリヒとの間で結ばれた「婚約の儀」を正式に破棄するために訪れている。
施設
大神殿
荘厳な石造りの建物で、街道が整備されている。ガルクハイン国からの街道だけは、すぐそばまでの往来を許している。クルシェード教団にとって重要な儀式が行われる場所である。作中では祭典が行われるため、極端に人の出入りが制限されている。
- 聖堂
大神殿の中で東側にあり、女神像が安置されている。リーシェの「婚約の儀」の破棄が行われた場所。
- バルコニー
聖堂のドアから出たところにある。クルシェード語が書かれた女神の壁画が飾られている。リーシェとシュナイダー司教が初めて出会った場所である。
- 客室棟
大神殿が訪れる者が泊る場所。ミリアは3階の一番東側に泊っている。
- 大聖堂
大規模で大人数が参加する行事が行われる場所。作中では、祭典やその予行演習が行われた。
- 大神殿の森
大神殿をぐるりと囲むようにあり、作中では、「聖域」として立ち入りが禁じられている。リーシェが4度目の人生で訪れたときは、立ち入り禁止では無かったらしい。ある目的のために罠が仕掛けられていた。
- 女神の塔
大神殿の一番奥にある建物で、本当に神聖な儀式が行われる場所である。リーシェが4度目の人生で訪れた時は、封じられた塔として忌避されていた。9階建てであり、フロア1つ分は聖堂1つほどの大きさがある。入り口はエントランスホールで左右に分かれた階段が伸びている。
孤児院
シュナイダー司教が責任者を務めている。レオはここからジョーナル公爵に引き取られている。実はある目的をもった教育施設であり、大司教もその目的は知らなかった。
関連人物
ルプななの登場人物一覧を参照。
関連タグ
ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する ルプなな クルシェード教
以下、ネタバレ注意
ガルクハイン国がドマナ聖王国に侵略しなかったのは、22年前にある人物を人質として差し出したためである。それに加えて、2ヶ国間で条約を結ばされており、その内容が作中の出来事に大きな影響を及ぼしている。