概要
有料式、かつ抽選式のアイテム、キャラクターの排出方式がソーシャルゲーム、ブラウザゲームの多くに搭載されている。このシステムはYujinの登録商標に倣って「ガチャ」と呼ばれることが多い。
コンプガチャとは、その名の通り「コンプリート」(すべて集める/完成させる)する事をシステムに含んだガチャである。
例えばアイテムが五種類あるとして、それを全種コンプリートすることで手に入るアイテムを導入する。プレイヤーはそれを手に入れるために五種類揃うまでガチャを回し続ける。実際は五種類で済めばまだ良心的だったり、極端に確率の低いものが含まれるなど余計な投資を強いられる場合も珍しくない。重複したからといってゲームシステム上売却できないなど救済策がない場合も。
確率が同じで5種類しか入っていなかったとしても、全てを揃えるのに必要な回数は、期待値として平均11.42回引く必要がある。これが10種類だと平均29.29回、30種類では119.34回となる。物欲センサーが作動するなど運が悪ければこれ以上の可能性も。
手に入らないもどかしさ、そして射幸心を煽りまくる性質から、ドツボに嵌った未成年プレイヤーの保護者などが消費者庁に訴え出る事態が生じた。
2012年5月、松原仁消費者担当相(当時)はコンプリートガチャが景表法に違反する可能性があると示唆。業界の有力企業はこれに呼応し、5月のうちにガチャを含むゲームを展開する代表的企業が次々にこのシステムを取りやめると発表した。
関連タグ
天井:一応の救済策だが、一定の金額や回数をつぎ込む必要はある。