概要
“コンプソグナトゥス科”はかつてコエルロサウルス類に属する小型の恐竜の科とされ、全般的に保守的な形態でありジュラ紀から白亜紀にかけて生息していたと考えられていた。
複数の系統の寄せ集め(=ゴミ箱分類群)であることがわかっており、イタリアの古生物学者アンドレア・カウは全ての“コンプソグナトゥス科”が大型堅尾類の幼体であるか、一部の“コンプソグナトゥス科”は本物であるが大部分は堅尾類の幼体であるとしている。
“コンプソグナトゥス科”に含まれることのある属と、考えられる正体
- コンプソグナトゥス:ティラノサウルス上科あるいはメガロサウルス上科
- シノサウロプテリクス:プロケラトサウルス科の幼体?
- ジュラヴェナトル:メガロサウルス科の幼体
- フアシアグナトゥス:プロケラトサウルス科の幼体?
- シノカリオプテリクス:プロケラトサウルス科の幼体?
- ミリスキア:スピノサウルス科(イリタトル)の幼体?
- スキウルミムス:メガロサウルス上科の幼体
- スキピオニクス:カルカロドントサウルス科の幼体
- “ウビラジャラ”(裸名):?