全長:10m、高さ:5m体重:不明、出身:アルベリッヒ星(?)
概要
小説『ウルトラセブンvol1 狙われた星』に登場。
アルベリッヒ星人達が陽動作戦の目的で秩父市近郊に出現させた機械獣。
頭部が毒蛇を思わせるような形状をしたアルマジロを彷彿とさせる姿をしており、足の部分はキャタピラーとなっている為、どんな悪路でも難なく移動出来ると思われる。
一見すると遠隔操作されているかのように見えるが、その実態は頭部に組み込まれた星人たちの円盤から直接操作されている彼らの前線基地を兼ねた要塞ともいえるロボット怪獣で、形状記憶合金で構成された体は伸縮自在で、巨大な姿から一気に縮小する事であたかもその場から消えうせたかのように偽装することが可能で、この特性を知ったダンからはカプセル怪獣のようなものだとの感想を抱いていた。
ちなみに星人達もある程度は身長を自在に変化される事が出来る為、ゴルトスの特性を利用して怪獣がいかにも遠隔操作しているロボットだと偽装していた。
太陽光を動力源としており、太陽が昇っている昼間での活動では無類の強さを誇り、保護パネルが取り付けられたその体は大気圏突入にも耐える程の熱に対して強い耐久性をもっており、その為、レーザー攻撃をする際はいったん凍結した状態にしないと全く受け付けない程。
また、自己修復機能が搭載されているらしく、生半可な攻撃を受けても直ぐに元と通りになってしまう為、怪獣の分析を担当していたアマギ隊員の見立てではこの怪獣を倒すにはいったん凍結させた後にレーザーで焼き切らないと不可能と推測されていた。
なお、体に無数に取り付けられた太陽電池と保護パネルの乱反射で金属光沢の光で輝くその体の美しさは思わず見とれてしまう程の美しさを誇っているらしい。
口から吐き出す超高温の青い炎が主な戦力で、駆けつけたウルトラ警備隊と交戦。
一度はフルハシ隊員の放ったバーチガル・ショットガンで倒されたかに見えたが、実際には極小に縮小して倒されたかのように見せかけただけであり、後に4倍ほどのサイズとなって復活し、再び秩父に出現する事となる。
ネオ・ゴルトス
全長、20m、高さ10mと前回よりも倍4のサイズとなって復活したゴルトス………。
というよりも明言は無いが、前回ウルトラ警備隊と交戦し姿を消したゴルトスと同一の存在だと思われる。
ただしサイズが4倍になった事で移動速度が前回と比べ大幅に上がっており、攻撃力も上がっていると思われる。
秩父市付近に出現すると、アルベリッヒ星人達の力を地球人たちに見せ付ける目的で破壊活動を始め、駆けつけたウルトラ警備隊によって一度は新型兵器の1つである『フロテスド・ショット』で体を凍結させられた上でウルトラホーク3号のレーザー光線で体を焼き切られてしまう。しかし暫くすると前回での戦いでは見せなかった自動修復機能により体を再生させ再び活動を開始。
再び街を蹂躙し始めるが、セブンが星人たちの秘密を知り昏睡状態にさせられ防衛軍のメディカルセンターに収容された新聞記者のクミ氏に会うために向かっている間の代わりに召喚したミクラスと交戦。
一時劣勢に陥るが、交戦中に夜明けを迎え太陽が昇って来た事で形勢は逆転し一気に戦闘を有利に進めるが、最後は体当たり攻撃を仕掛けた際にダンがミクラスを回収した事で目標を見失い崖に激突して埋もれてしまった所へウルトラ警備隊が新たに開発した金属を瞬間的に劣化させ金属疲労を誘発させる化学薬品“タンゲロイド”を使った新兵器『エグゾースト・シャワー』を撃ち込まれ修復不可能になる程の劣化を起こしてボロボロに崩れ去ってしまった(ちなみに星人たちの円盤は極小サイズのままでゴルトスの崩壊のドサクサに金属片に紛れて脱出をはかったが、既にその事を予測していたセブンに発見され内部への突入を許してしまった)。