作品データ
作者 | しの |
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作品形態 | 4コマ漫画・ワイド4コマ |
ジャンル | ラブコメ・お色気 |
掲載誌 | まんが4コマぱれっと |
連載開始 | 2016年10月22日 |
単行本 | 2巻(2019年8月現在) |
ストーリー
男子高校生・清井操(きよい みさお)は就寝中、自分の上に跨る下着姿の少女を目撃する。
彼女の名前はリッタ。サキュバスであるリッタは操の精を貰いに来たと告げるが真面目に相手をされない。聞けば彼女たちの住む魔界ではサキュバスはガラポンによってターゲットとなる男性を決め、精を取りに行くのが決められているのだという。
しかし、リッタは研修が終わったばかりのド新人で恥ずかしがり屋、就活の波にさらわれて実家の家族のためにサキュバスとして働くこと、経験が無いことや格好の恥ずかしさを吐露する。
そんな彼女の事情を察した操はリッタに魔界に帰って自分に相応しい仕事を見つけるように諭す。
操の優しさに触れたリッタは運命を感じつつも、任務をこなさないと魔界に帰ることができないため、何とか彼をその気にさせようとあの手この手で誘惑していくのだが……
登場人物
清井 操(きよい みさお)
本作の主人公。男子高校生。一軒家に住んでいるが両親がいるかどうかは明らかになっていない。
ある日の夜、リッタの初仕事の相手に選ばれたことで彼女の仕事に嫌々付き合うことになる。童貞。
突然降って湧いた出来事に振り回されることが多く、リッタに対してもつっけんどんな対応になりがちだが何だかんだで彼女のことを心配しており、家に住まわせている。いい人だがいい人止まり。委員会に属している。
目下の悩みはリッタの夜這いのせいで碌に眠れないこと。
教官から「清井君は股間より頭が固い」と言われる始末だが年頃の男子高校生らしく、リッタのおっぱいに反応したり、人間姿の教官に「美人」と評する。性欲などはそれなりにあるが「初めては好きな子とじゃないとしたくない」と高らかに宣言する。
リッタ
魔界でのサキュバス認定式でガラポンを回した結果、操が相手として選ばれる。
恥ずかしがり屋で当初は操に触れられるだけで悲鳴を上げたりもしていたが、言葉は刺々しいが何だかんだで自分を大切にしてくれる操を慕っている。
住み始めた当初は操の役に立つべく、掃除や洗濯を行っている。司と友達になってからは彼女と外に遊びに行ったりするなど操抜きで外出もするようになった。
教官が言うには「隠された素質がある(多分)」「僕はそれを見込んでるんや(適当)」と曖昧な評価を下されるほど自信が無く、催淫もターゲットが定まらずに暴発したりするなど能力もへっぽこ。
橘 司(たちばな つかさ)
操の幼馴染。人間。
操とは小さい頃よく一緒に遊び、学校も全て同じという付き合いで暇を見つけては操の家に遊びに行くほどの間柄。
身体を動かすのが大好きで勉強は苦手という典型的なスポーツ系キャラでスカートのまま、滑り台で滑ることもいとわない。猫のイラストの入ったパンツがお気に入り。
リッタが不意に出してしまった尻尾を掴んだことで暴発した催淫にかかった(後に尻尾に関する記憶は消去されている)。
部活が無い日や長い休みの時は従姉が経営する喫茶店でアルバイトをしている。
リッタとラヴィーニャに関しては「日本へモデルの仕事をしに来ている外国人」という認識。
教官(きょうかん)
リッタの教官。現役を退いたサキュバス。名前不明。一人称は「僕」。
関西弁っぽい言葉で話し、定期的にリッタの様子を見にはくるが人間界の居酒屋で軽くひっかけるのが原因で酔い潰れることもしばしば。あまりに飲み過ぎるせいで操から「酒臭い」「おっさんかと思った」と評されたり、調子に乗って飲み過ぎて吐いたりすることも。
適当に見えながらも教え子であるリッタのことは心配しており、彼女の相手が操であったことに感謝するなど上司としてもきちんと立ち回る。
ハムスターの姿に変身するが人間態との距離感が違うせいで引き出しに頭を突っ込んで尻丸出しの状態で引っかかってたことがある。
ラヴィーニャ
リッタと同じく初仕事のために人間界に降り立った色黒のサキュバス。リッタとは同年代。
小柄かつ幼児体形が影響してか操から罪悪感を抱かれたり、司からキッズモデルと勘違いされたりしている。リッタから言伝で紹介された時も「気の強そうな小さい子」と伝えられていた。
筆記・演習ともにリッタより優秀なサキュバスだが彼女の仕事対象が老人であったため、何をやっても「孫」としか見られていない。
成績優秀なだけあってか建物越しに催淫を発動して、大量の男性を集めることができる。
気が強く、特にリッタにライバル心を燃やしたり、体形や初仕事の対象のことでひと悶着あった操にちょっかいを出したりしているが何だかんだでリッタの催淫強化の特訓に付き合う・午後17時には必ず家に帰るなど根は良い子。
用語
本作に登場する種族…もとい職業。人間の男性の精を搾取することを目的。見た目は人間の少女と変わらない。行動するに辺り、角・尻尾・淫紋などを自由に出し入れすることができる。
研修を受けたり、教官がいるなど「職業」としての面が強調されている。
一発ヤるだけで一人前扱いされるが人間界に滞在する場合は自分で家を確保しなければならない、一度任務を達成するとサキュバス以外の職業には就けない、成果無しで帰還すると教官含めてエグい罰則があるなどデメリット面が厳しい。また、任務が長期に渡って滞っていると上層部からせっつかれる。
飛行能力・記憶の改竄・催淫と言った特殊能力を所持している。
リッタたちが住む世界。人間界とは別次元に存在していることが判明しているぐらいで全体的な詳細は明かされていない。
教官はここから水晶玉を通じて操やリッタたちの様子を観察している。26話で教官が競馬中継を見ているが日本の競馬か魔界特有のギャンブルかは不明。
教官
サキュバスたちの仕事を監視している。
現役を退いたサキュバスがその任に就き、彼女たちが円滑に仕事を進めることができるようにサポートを行う。様々な動物の姿に変身する。
催淫
サキュバスの得意技の1つ。
サキュバスのフェロモンを解放することでターゲットの自由を奪ったり、自分に一時的な好意を抱かせることができる。
サキュバスの下腹部に現れる紋章。
教官曰く「サキュバスの免許証」で一人前に近づくほど立派になっていく。