概要
『青の祓魔師』に登場する悪魔・青焔魔(サタン)と人間の祓魔師ユリ・エギン(アニメではユリ・フレデリク・エギン)のカップリングの作品に付けられるタグである。
原作版
まだユリが孤児でホームレスだった頃、一人遊びをしていた際にたまに出てきた青い『燐火』の正体がサタンであった。この頃は受肉の経験もなく、ふらりと物質界にやってきては気紛れに出てくる存在だったが、数年後、ルシフェル用の肉体として生み出されたクローンの一人『齬郎(ごろう)』の身体に度々憑依した結果、最終的に成功。自分が自由にできる肉体を手に入れた。
しかし、受肉が未知の経験であったこと、その為におおよそ一般的な人間が持ち合わせている常識や知識が希薄であること、ユリに対してしか信頼を見せていないこと、それに反して通常の祓魔師では対応できないほどの強大な力を持っていることから、ユリから「大きな赤ん坊」と例えらえた。
ユリにしか心を開いておらず、それも幼い頃から関わりのあった『燐火』を見殺しにするようなことをすることは出来ず、彼女はサタンに一般的な知識を身につけさせていった。
ただし、それでも情緒は育てることは難しく、悩んでいたところ、自分だけでなく他の人間も関わらせてみようという考えに至ったが、受肉直後のパニックで何人かの祓魔師が亡くなっており、サタンに積極的に関わろうとする物好きはいるわけがなく、昔馴染みの獅郎に頼み込み、接触させてみる。
アニメ版
名門エギン家の出身で、当時の枢機卿エルンスト・フレデリク・エギンの一人娘であるユリは、二千年以上前からの人類の敵であるサタンと心を通わせ、サタンに生きることの喜びを教え、その子供を身籠った人類史上初の存在である。
またその言動からサタンと子供達のことを本当に愛していたと思われる。