サヤ・アーベン
さやあーべん
白猫プロジェクトに登場するキャラクター。
世界の役割の一つ<破壊>を担う双子の兄妹の少女。
<破壊>の役割を担う存在バールがある冒険家によって討ち取られた際、消滅するはずだった彼の魂・残留思念とも呼べるそれは、とある人間の妊婦のお腹の中に宿り、その赤子に<破壊>の力・役割が継承されてしまった。そして偶然か必然か、その赤子は双子であり<破壊>の役割は二人で共有・力は二つに分けられてしまった。
生まれた双子の肉体は急速に成長。気味悪がった村の住人たちは二人を迫害し、二人は間もなくして天涯孤独の身となってしまった。追い出されてすぐのころは二人に宿った力のおかげでなんとか生きてこられたが、二人に宿った<破壊>の役割が作用し、片割れジンが逝去(その際の詳細な出来事は記憶喪失のため語られていないが、鏡写しの世界から来た別世界の双子の兄ジンがそういった出来事にあったことから、彼女も同じような経験があったと考えられる)。
その後は一人彷徨い倒れていたところをラムルという隠居生活の男に助けられしばらく二人で暮らし、彼女の力に目を付けたパルスクという男にラムルを人質に取られ、彼が教主をする破壊の教団の神子として祀り上げられ、無理矢理<破壊>の力を使わされながらの苦しい生活を送っていたものの、鏡写しの世界から来たジン・エレノアに助けられ、世界を賭けた戦いに巻き込まれることとなる。
明るく快活な性格をしており、敵はもちろん(一応)味方である者たちにも本心を一切語らず常に警戒しているエレノアとなんだかんだ普通に話し合ったりなど、社交性が非常に高い。ジンたちが別世界からの侵略者という立場上周りの人間たちにすぐ噛み付く攻撃的な人たちが多く、そんな彼ら(主にジン)のブレーキ役として制してくれる。
身体的には10代の少女ではあるが、精神年齢的にはまだ一桁代で、周りの見知らぬものに興味津々に体験しに行ったり楽しんだりなど、年相応以上に生を謳歌している。
別世界から来たジンとは違い、<破壊>の力を自由自在に操ることができるが、身体が<破壊>の力に耐えられないためなのか、力を使う度その身を強制的に力に適した形に作り変えられており、そのたびに激痛が走る。その影響から彼女の身体には命の恩人であるラムルと同じ傷ができてしまい、そこから記憶がない間に彼を傷つけてしまったのではと思い悩んでいる(本人曰く、そこに何の関係もないと言っている)。
周年記念イベントキャラというだけあってか、最近のキャラの中ではイラストは多い