CV:祖山桃子
概要
鬼道衆の里で暮らしていた少女。零の事を「零兄ちゃん」と呼んでいる。
初出は第51話の冒頭での回想シーン。玉藻前に襲撃された里で住人達の安否を確認する為に駆け巡っていた零が発見した時には既に瀕死の重傷を負っており、介抱する零に「妖…怪が…鬼道衆を…よくもって…お師匠さま…守ってくれた…でも…みんな…」と伝えた後、彼の腕の中で静かに息を引き取った…。
零との関係
上述にもある通り零の事を「零兄ちゃん」と呼んでいるため、彼より年下と考えられる。それ以外は断片的な情報しかなく、どの様な関係なのか長らく不明だった。
第74話で零が里の外から来た存在だと判明したため、血の繋がりは無い事が分かった。しかし彼女の死を切っ掛けに零は妖怪に対して強い憎しみを抱き、復讐のためならば手段を択ばない冷酷な人物になった事から、彼にとってはとても大切な人である事が窺い知れる。
第75話では『呪装術』の反動及び鬼太郎に敗北した事により満身創痍となった零が、「もうやめて、(取り込んだ妖怪達の)魂を返してあげて」と言いながら涙を流すサヤの姿を見ている。
零にとってのサヤがそうである様に、サヤもまた零を心底大切に思っていた事は間違いないと思われ、その様な存在が自らの命をすり減らしてまで復讐に全てを費やす姿は、とても見ていられないものだったであろう事は明白である。