曖昧さ回避
概要
シカゴ発祥のピザの一種。イタリアのピザに比べるとかなり分厚い生地が特徴。その分具材も多くボリューミー。ピザというよりはパイやタルトに近い。何かと食べ物の量が多い、ボリューム重視のアメリカらしい(?)ピザと言えるかもしれない。
特徴
最大の特徴は上記の分厚さだが、その中でもシカゴでは3.1センチ以上なければ認められないとか。さらに5センチから10センチにも及ぶものもあるという。とくに厚いものは「スタッフドピザ」「ディープディッシュピザ」と呼ばれる。
作り方
その分厚さから焼き上げ時間もイタリア風の1分に対して、シカゴピザは1時間もかけオーブンで焼き上げる。また、その分厚いピザを作るため、整え方もイタリアのように伸ばすのではなく、ケーキのような型で行う。具材も散らすのではなく詰め込むのが特徴。
起源
もともと「移民大国」アメリカにはイタリア系移民も多く、ピザ文化も彼らのコミュニティーを中心に浸透していた。
シカゴピザの起源は諸説あるが、1943年にアメリカ人は分厚く食べ応えがあるピザが好みではないかと考えた、テキサス生まれの「Pizzeria Uno」店主、マイク・シェーウェルという人物が考案したとされる。その狙いは当たり、他の州からも押し寄せシカゴ名物となっていった。また当時、戦時下で兵士や労働者の腹を手軽に満たせたのも大きかった。