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シガキ・サイゼン

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しがきさいぜん

シガキ・サイゼンはサイバーパンクニンジャ活劇小説『ニンジャスレイヤー』の登場人物。非ニンジャながら過酷な運命に翻弄される男。

◆忍◆ ニンジャ名鑑 #(未掲載) 【シガキ・サイゼン】 ◆殺◆

「マグ……いや、タマゴだ」

人物

初出エピソードは第1部「レイジ・アゲインスト・トーフ」。

ネオサイタマに暮らす労働者。

サカイエサン・トーフ工場で働きながらプロの墨絵師になる夢を追っていたが、右腕をトーフプレス機で潰されて失ってしまう。

会社から労災として中古サイバネ義手「テッコ」をあてがわれるが、四世代前の旧式な上に戦闘用であるため微妙な力の加減ができず、仕事を上手くこなせないために工場をクビに。

人生に絶望したシガキは半ばヤバレカバレになってソウカイヤニンジャ・ビホルダーが指揮するトーフ工場襲撃計画に参加。

襲撃作戦の最中、事前に摂取させられた薬物と極限状態とサイバネ義手の力が相まってケミストリー反応を引き起こし、彼の中の眠れるカラテの才能が開花、「テクノカラテ」を開眼させる。

自身の意志とは裏腹にサツバツとした運命に巻き込まれていく姿は非常に印象的であり、非ニンジャながら第一回人気投票で五位を獲得するほどの人気キャラ。

『レイジ~』は最初期の代表的エピソードであり、ニンジャスレイヤーという作品世界の入り口としてもよく初心者にオススメされているエピソードの一つである。

書籍版第一巻にも収録されている。

容姿

キリストのようにやつれた30がらみの男。カール気味の長髪。

色あせたケブラー・トレンチコートを着込んでいる。

カラテ・ワザ

テッコ

シガキが失った右腕の代わりに労災として会社から与えられた中古サイバネ義手。

四世代前の旧式な上に戦闘用であるために繊細作業ができず、しかもネオサイタマ名物重金属酸性雨に弱く、メンテナンス費もバカにならないという悪夢のような一品。

ところがシガキがテクノカラテに開眼後は時速二百キロのピストンパンチを発動させる強力な武器となった。

ただし、しばしば動作を停止するためそのたびにスターター紐を引かねばならない。

テクノカラテ

トーフ工場襲撃中にシガキの中で開眼したカラテ。

開眼後のシガキの戦闘能力は凄まじく、さすがにニンジャほどには及ばないものの常人はもちろん、Y-10型のクローンヤクザすら瞬殺するほどの攻撃力を発揮するようになった。

余談

Q&Aにおいて、「なんかすげえ強くなったシガキ・サイゼンロード・オブ・ザイバツに成り代わっている」という噂の真偽を問う質問が為されたことで、

ヘッズ間ではネタバレをはぐらかすため「なんかすげえ〇〇くなったシガキ・サイゼン」というジョークが使われることがある。

ロードは実際正体不明であった、だが考えて頂きたい。ここまでされる謂れはない!

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