シグルドリーヴァ(ワンダーランドウォーズ)
しぐるどりーゔぁ
デザイナーによる愛称は「シグルちゃん」。ドワーフが鍛えた機械槍を得物とし、黄金の装甲を備えた大鴉の鎧を身にまとう。
髑髏のような襟部分には目が存在する。鎧は意思を持ち、主を護ろうとする。
護るだけでなく、主を蘇生させる能力も持つようだ。
北欧神話で語られ中世の伝説にも登場する戦乙女ブリュンヒルデ、その別名がシグルドリーヴァである。
北欧神話には黄金の林檎が登場し、これは白雪姫が食べさせられた毒林檎と異なり、不老不死を与えるものとされる。
白雪姫は王妃が彼女を殺すために仕上げた毒林檎を一度だけ口にし仮死状態になった。
黄金の林檎は不老不死を神々に与えるが、効果は限定的なものであり彼らはこれを定期的に食べなければならない。
白雪姫の物語では王妃が魔法の鏡などのマジックアイテムを用い白雪姫を翻弄するが、「シグルドリーヴァの歌」ではシグルドリーヴァが魔法に通じた存在であり、英雄シグルズにその知恵を授ける。
このシグルズの死の物語に着想を得たワーグナーが制作した歌劇『ニーベルングの指環』では黄金の林檎を表す曲が特定の場面で歌われる構成になっている。
以上は対極的な面であるが白雪姫と重なる面もある。『ニーベルングの指環』の第3部「ジークフリート」ではシグルズを原型とするジークフリートの口づけにより、ヴォータンにより眠りにつかされたブリュンヒルデが目を覚ます。
デザイナーの前嶋氏にとって思い入れの深いキャラクター。シュネーヴィッツェンより先にアナザーキャストであるシグルドリーヴァが先にデザインが開始されるという異例の経緯で誕生している。
ロールは「サポーター」。
シュネーヴィッツェンと比べると攻撃面で劣るものの、味方への回復や敵への妨害に特化している。
主なスキルは、自分と周囲の味方にリジェネを与える「ヴィクトリーロード」。触れた敵からMPを吸収する、設置技の「モータルテリトリー」。ドローショットを強化し、後述の精霊ゲージが溜めやすくなる「セブンスピリッツ」等。
元となったシュネーヴィッツェン同様、精霊ゲージと呼ばれる独自のゲージを持つ。
このゲージはドローショットや各種スキル等のMPを使う行動をするたびゲージが上昇。MAXまで溜めると特定のスキルが強化される。
ワンダースキルは「トワイライトブレス」。自分のスピードを上げ、自分と周囲の味方のスキル等による回復効果を強化。更に1度だけ精霊ゲージをMAXにする。