表記揺れ⇒しめじ
概要
シメジと言えば本来キシメジ科のキノコ、とりわけキシメジ科シメジ属の「ホンシメジ」を指す。場合によっては、漠然と他のキシメジ科のキノコ(シメジ属の「ハタケシメジ」や「シャカシメジ」(センボンシメジ)、シロタモギタケ属の「ブナシメジ」など)も含めた総称とされることもある。
一般にはスーパー等でよく市販されている「ブナシメジ」や、高級品の「ホンシメジ」のことを指すことが多い。栽培ヒラタケが「シメジ」として売られることもある。
単に「しめじ」という名前のキノコは存在せず、さまざまな「○○シメジ」という名前のきのこが存在する。
ホンシメジは、生きた木の外生菌根菌であるために栽培が非常に困難であり、ほぼ天然物に限られ稀少なため高級品とされる。ほとんど流通していない。
かつては人工栽培品のブナシメジが『ホンシメジ』の商品名で流通していたが、本来のホンシメジと混乱して区別が付きにくくなるため、1991年に林野庁がこれを改めるよう勧告し、現在は殆どが『ブナシメジ』の名称で流通している。本物のホンシメジは菌根菌のため従来は栽培不可能とされていたが、近年では栽培に成功し、市販もされている。
そしてオルニチンが多いのが特徴で、シジミより摂取が楽である。
ちなみに「香り松茸味しめじ」という言葉があるが、このしめじは「ホンシメジ」の事である。