概要
「ツイステッドワンダーランド」に登場するキャラクターシルバー(ツイステ)×リドル・ローズハートのBLカップリング。
プロフィール
名前 | シルバー | リドル・ローズハート |
---|---|---|
寮 | ディアソムニア寮 | ハーツラビュル寮 |
学年・クラス | 2年A組22番 | 2年E組26番 |
誕生日 | 5月15日(牡牛座) | 8月24日(乙女座) |
年齢 | 17歳 | 17歳 |
身長 | 176cm | 160cm |
利き手 | 右 | 右 |
出身 | 茨の谷 | 薔薇の王国 |
部活 | 馬術部 | 馬術部 |
得意科目 | 体力育成 | 実践魔法 |
趣味 | 鍛錬 | ハリネズミの世話 |
嫌いなこと | 惰眠 | ルール違反 |
好きな食べ物 | きのこのリゾット | 苺タルト |
嫌いな食べ物 | リリアの手料理 | ジャンクフード |
特技 | 剣術 | クロスワードの早解き |
CV | 島﨑信長 | 花江夏樹 |
NRC馬術部の同学年コンビ。お互いの呼び方は「シルバー」、「リドル」。どちらも生真面目でやや天然であるが、何かとうまくやっている様子がうかがわれるエピソードの数々が6章全編まで示されている。
以下、すべての項目でネタバレを含む。※太字がシルバーとリドルの発言である。
メインストーリー
5章54話「開幕ボルテージ!」
「リドル、様子を見に来てくれたのか?予定通り、コロシアム裏に待機列の形成を開始した」
「なんなのだ、この混雑は!捌いても捌いても、うじゃうじゃと湧いてくる!人間どもめ!」
「セベク。いつも言っているけれど、その「人間」という呼びかたはやめないか。学園の品位に関わる」
「リドルの言う通りだ。第一、お前だって半分は“そう”だろう。お前の無礼な発言は、マレウス様やリリア先輩にもご迷惑をかける。重々気を付けろ」
「なっ……偉そうなことを言うなシルバー!!!!!」
「混雑を見越して、ボクが意思疎通のしやすい馬術部を中心に、多めのスタッフを配置したつもりだったけれど……」
「その判断は正しかったな。だが開場直後でこの賑わい……今の人員ではやや心許ないかもしれない」
このやり取りから、要するにリドルにとって円滑なコミュニケーションが取れる相手はシルバーなのでは?思えてくるエピソードである。本当は友達が欲しかったリドルからすると、正しくシルバーはそれに当たるのではないだろうか。つまり、リドルにとってのシルバーは非常に得難い存在ではないだろうか?
6章10話「混乱ピープル!」
「どうしたんだい?お前たち。今日は馬たちがやけに落ち着かないね……」
「嵐でもくるのかもしれないな。動物は、普段と違う気配に敏感だから」
本編で馬術部の部活動の様子が描かれるのは初のエピソード。動物に好かれやすい体質(?)のシルバーとハリネズミの世話をはじめとして動物が好きなリドルらしい会話である。S.T.Y.X.の襲撃後、セベクがシルバーとリドルの安否を確認する声をあげることから、ここではシルリド二人でいたと考えられる。この一場面だけで判断することは難しいが、式典服[リドル]のパソストと併せると、部活内で二人はよく行動を共にしている可能性がある。この後の襲撃により穏やかな放課後は唐突に終焉を迎え、馬術部3名による共闘が確認できる。
通常召喚で入手できるカード
式典服[リドル]
「準備にぬかりはないね?」
「大丈夫だ」
これぞシルリドの基盤たる関係性が見える会話ではないだろうか。
「そうかい?キミも入学したての頃は随分と浮世離れしていた印象だけれど」
「さすがにここまではひどくなかっただろう」
ふたりが自分らの「入学したての頃」を一瞬で懐古している場面である。「キミも」とあることから、ディアソムニア寮生全般の第一印象はどことなく浮世離れしていたり近づき難い、謎めいた雰囲気を持っているのだろう。初対面ではリドルもそう思ったに違いないが、「〜だけれど」とセリフが終わっていることから過去1年ともに過ごしてきた結果認識が変わっていると受け取れる。
「シルバー……スタンバイさせておいてすまないがボクから乗馬させてくれるかい?」
当初はリドルが乗馬の説明担当、シルバーが実演担当予定だったようだがセベクの態度によりリドルはその場で変更している。それにシルバーもすんなり了承している。このように普段からふたりの間では柔軟な対応が取られているのかもしれない。
「リドル・ローズハート。あいつの技術は修練で身につけた完璧なスポーツのテクニック。繊細な手綱さばきに関して言えば、俺よりも上だ。俺自身、リドルと競い合って磨かれた技も多い」
このセリフにこれまでのふたりの一年間が凝縮されている。シルバーのパソストや共通ボイスを確認すると、彼は己を高めることに日々努めており、シルバーにとってのリドルが貴重な存在であると伝わってこないだろうか。リドルの共通ボイスでも向上心に満ち溢れていることがわかる。このように、お互いを高め合うふたりは特別で良き関係であると考えられると主張したい。
運動着[シルバー]
「乗馬に興味があるのか?一度馬術部を見学するといい。リドルも喜ぶだろう」
ホーム遷移ボイスにてリドルの名を出している。シルバーの情報がまだまだ少ない中で語れることは多くないが、ここで相対的に部員が少ないとされる馬術部に見学者が来ることを歓迎する上で、リドルの感情にまで触れてきたことは事件ではないだろうか?公式天然設定つきのシルバーゆえに深い意味はないかもしれないが、俺もとリドルも同じ気持ち(=嬉しい⇒喜ぶ)になると教えてくれているのは確かである。
2021年現在恒常ガチャで手に入るカードにおいて、シルバーは同寮・同クラス・同部活の生徒のみ話題に出すため、彼の交友関係を考慮すればリドルは希少な存在であると言えないだろうか。
イベントストーリー
スケアリー・モンスターズ!
5章7話「遠慮してたら大損ッス!」
シルバーが眠っているところをリドルが起こすところから始まり、二人の日常会話が楽しめる貴重なエピソードである。「こら、シルバー」とキリッとした表情で起こしているが、リドル自身は少し呆れながらも世話を焼いている様子が窺える。シルバーは打ち上げであまり食事をしていないリドルに「青いケーキは美味しかった」と勧め、「ケーキ」というワードでリドルが表情を緩め、心が揺らいだことがわかる。このことから、シルバーはリドルの興味が惹かれるものをこれまでの付き合いの長さから自然に汲み取っていたのかもしれない。無意識かもしれないが……。
NRCマスターシェフ〜肉の至福〜
「新形式」と銘打たれたこちらで、シルバーとリドルはふたりきりでこの選択授業を履修していることが明らかになったとんでもないイベントである。イベントのミニストーリー及び限定カード、すべてが双方向にとって心地よい関係性であるとサポートする内容であり、このカプに興味を持ったならぜひとも全編じっくり読んでほしい。シルバーとリドルは互いの良いところを引き出し合い、文字通り切磋琢磨し成長する様子をつい見守りたくなる。
以下、シェフゴーストの発言。
「な、な、なんて勉強熱心な生徒たちだ!2人のこの先が楽しみだよ〜!」
シルリド推しは都合のいい集団幻覚をみたのかと疑うレベルの怒涛の供給であった。
バルガスCAMP!
運動部限定イベント。馬術部としてシルバーとリドルは行動を共にしている。随所で会話が発生しているため、特筆すべきエピソードのみ紹介する。なお、イベント限定カードである、アウトドア・ウェア[セベク]の第二話でもシルリドがセベクを見守っている様子が見られる。
3章2話「無理は禁物」
1日目の晩、火の番をしながらうたた寝している二人が見られる。リドルはセベクに活を入れられシルバーと共に1〜2人用のテントに戻ることになるが、そのときのリドルの起こし方が優しい。
「それじゃあ……シルバー?」
「ん?俺は……また眠っていたのか……」
「ああ。ここはセベクに任せて、ボクたちは自分のテントへ戻ろう」
この後シルリドがどのように眠りについたのかは想像の余地があるだろう。
今後もシルバーを起こすリドルのエピソードは追加され解釈が変わる可能性もあるが、現状眠るシルバーを見たリドルが、シルバーに対して怠惰だと怒りを露わにして叱りつけたことはない。
実験着[シルバー]やスケアリードレス[リリア]などと比較してみると、居眠りするシルバーに対するリドルの対応は、他者と異なることがわかる。
復刻ハッピービーンズデー
29話「まるで時代劇」
「話せば長くなるが……俺が駆けつけたとき、すでに勝負は決していた。俺は、マレウス様をお守りすることができず……くっ!不甲斐ない。護衛として失格だ!!親……、リリア先輩やセベクに合わせる顔がない!」
「そのリリアがマレウスを脱落させたんじゃないの?」
「……リリア先輩にも、王に刃をむけねばならない事情があったのはわかっている」
「事情というか、それがこの大会のルールだと思うのだけれど」
「竪琴奪還の志半ばで道を断たれ、マレウス様もさぞ無念だっただろう……主君の無念は、家臣であるこの俺が果たす。リリア先輩を……必ずやこの手で討ち取ってみせる!」
「まるで時代劇ね。ディアソムニアジョーク?」
「いえ、本気だと思います。シルバーは冗談を言えるタイプではないので」
再びヴィルと合流したシルバーが、目的(マレウスの守護)を果たせなかった無念を報告している場面である。ここでもリドルはシルバーの人間性を理解しヴィルに口添えしている。式典服[リドル]においてリドルがシルバーを「浮世離れしていた」と評したのも、このようなシルバーの言動をこれまで何度か経験してきたからこそでの発言ではなかろうか。
31話「手はず通り」
「リドルが囲まれた!引き返して助けよう!」
「怪物どもが金魚ちゃんに引きつけられているうちに、遠くに逃げて態勢立て直したほうがいい。諦めろ!」
「しかし!」
ここではフロイドの言うように、怪物チームの元に引き返すよりはリドルを囮にして逃げたほうが農民チームの勝率が幾分か上がるだろう。そのような中、ギリギリまで仲間を諦めたくないシルバーの様子が窺われた一場面であった。
期間限定召喚で入手できるカード
なりきり花婿[リドル]
メインストーリー1章から成長したリドルへの理解を深められるエピソードである。リドルがハーツラビュルの「王」としてマレウスに認められるエピソードではあるが、シルリド推しとして美味しいのが2話のラストでのマレウスとシルバーの会話である。
「本当に大丈夫でしょうか?親父殿やセベクを救いに行かなくて……」
「問題ない。本校舎へは、ローズハートが向かった。お茶でも飲んで待って入れば、じきにリリアたちは戻ってくる」
「確かにリドルは実力ある魔法士ですが……随分、信頼されているのですね」
「信頼……?僕はただ、事実を述べたまでだ」
設定資料集にもあるように、シルバーはあまり動揺を表にださないようにしている。しかし突然リドルの名前を出してきた主人に対し驚きを隠せていない。カードを持っている読者的には、シルバーが「なりきり花婿[エペル]」にて主人を探している間に起こっていた出来事(主人が俺様勲章の授与をすませていた)ではあるが、シルバー本人からしたらマレウスがふらふらとどこか行っているうちにリドルと何かあったのだ、ということを察せた程度だろう。
ここでシルバーは、いったい何に動揺したのだろうか?
スケアリードレス[ジェイド]
2年生中心の集まりで各々の故郷におけるハロウィーンの風習について言及しているエピソード。第一話では珊瑚の海の風習(夜光虫入りのランタン)に二人して興味を持っており、第二話では互いの故郷(薔薇の王国・茨の谷)の話題では必ず会話に参加している。複数人で会話をする上で相互への理解度が高いことが伝わってくる、大変微笑ましいストーリー。
おめかしバースデー[シルバー]
ホームボイスにて、リドルから誕生日プレゼントを貰ったことを語っている。
「馬用のグルーミンググローブをリドルがプレゼントしてくれた。馬たちも喜ぶだろう。早く撫でてやりたい」
プレゼントしたリドル自身が、実際にシルバーが馬に使用する様子を確認できるアイテム。部活メイトならではの贈り物である。