CV:関俊彦(ドラマCD)
プロフィール
年齢 | 23歳 |
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身長 | 183cm |
体重 | 75kg |
好きなギャンブル | 野球博打 |
基本的な生き方 | 裏切り |
使用武器 | スナイプシャークXR→グラムザンバー |
人物像
ロメロ・ジョージ、ダリオ・ニコロディを率いて「カスケード興産」を名乗る渡り鳥。
扱いが困難な銃剣「バイアネット」を自在に扱える腕利きだが、自らの利益と目的達成の為には裏切りや殺人、略奪など手段を選ばない事で悪名と高名、嫌悪と尊敬を集めている。
自分の野望を達成するためにやらなければならない事が山積みである事から、時間の浪費を嫌い常に懐中時計を持ち歩いている。
自らが悪である事を認識して悪を貫く人間であり、理想に燃えて荒野に出てきたばかりのヴァージニアに対して「弱肉強食の世界」という現実を突きつける。
人としての限られた人生を嫌い、自身の行動を人々の記憶に刻み付ける事で、想い出の中に永遠に生き続ける自分を創りだそうとし、その為に遍く生命を侵すとされる秘宝「常闇の輝き」を利用しようとするが、ヴァージニアらに否定され、「常闇の輝き」が封印されていた塔「カ・ディンギル」における戦いで敗れた。
そして
カ・ディンギルの頂上の祭壇が崩壊し、瀕死の重傷を負うが、彼を雇っていた「預言者」と名乗る集団によって与えられた「常闇の輝き」こと魔槍「グラムザンバー」にその身を喰われ、半魔族化する事で一命を取り留めた。
その身にギアス(脱走防止用の爆弾)を埋め込まれ、預言者の手駒として守護獣の力を魔槍に喰らわせる中、再度ヴァージニア達と刃を交える。
銃剣を魔槍に持ち替えた事で人外とも言える力を得ており、加えて永遠とも言える命を得た事でかつての夢を捨てているが、しかし自由を求める意味で預言者達を出し抜くべく暗躍した。
魔槍の力が増大した事で自身の魔細胞(ナノマシン)を用いた複製を作り出せるようになり、「ユグドラシルシステム」での戦いの最中にそれを駆使してギアスの呪縛から逃れ、自由となるが、預言者達が召喚した魔族ジークフリードによってグラムザンバーを奪還され、槍にその身を貫かれ命を落とし、その身はジークフリード復活の贄とされた。
青髪に赤いジャケットと、それまでのワイルドアームズシリーズの主人公が備えてきた要素を備えた悪役であり、特に銃剣を使い、失われた技術の産物と世界に仇成した敵の力を用いて変身するという意味では、前作の主人公との対比が際立つ人物でもある。
また、変身時の掛け声も「アクセス」である。
裏設定
少年時代はティティツイスターでスラム生活を送っていたが、ある日大人達の逆鱗に触れ、命の危機に陥った際に、彼の保護者役となる女性キザイアと出会う。
やがて成長し、渡り鳥としてキザイアと並ぶパートナーとなるが、そんな彼女も渡り鳥同士の抗争で命を落としてしまう(彼が首にかけている指輪は彼女の遺品)。
ジェイナスはキザイアの仇を取るも、自身の中に渦巻く衝動をぶつける場所を失い、やがて一人にされたことを「裏切られた」と感じるようになる。
その後、ダリオ、ロメロ、そしてルチオと出会い、心を通わせるが、ルチオが命を落とした事で再び「裏切られた自分」を認識してしまい、「裏切られ、苦痛を味あうのであれば自分から裏切る」という生き方を築き上げた。
しかし、それはキザイアの「誰も裏切るな」という遺言への裏切りであり、彼が本当に欲したのは、「決して裏切る事のないパートナー、そしてそれを裏切る事のない自分」であった。
攻略本に掲載された漫画では、死の直前にキザイアやルチオたちとの想い出が描かれている。
因みに彼の名前は戦姫絶唱シンフォギアで、「小滝興産」の社長「那須英嗣(なすえいじ)」として(裏設定という形で)再び世に出ている。
「英嗣」というのは恐らく、WA花盗人に登場するエイジ・エリックスンから取ったものと思われる(列車内で主人公と戦うというジェイナスのオマージュ元になっている)。
二次創作では
当時発売されていたアンソロジーや4コママンガではほぼレギュラーに近い頻度で登場していた。大体ヴァージニアたちに弄られてキレるツッコミキャラだったり、カスケード興産の部下二人にツッコミやアホな支持を出すボケ役と様々。
かつてはヴァージニアのような甘ちゃんだったという話から、主人公たちにそれを妄想されて気恥ずかしそうにする回もあった。