概要
多次元を股にかける企業「DEMコーポレーション」が開発した機動兵器ジェニオンの真の姿。
ヒビキの能力「ブーストアップ」に呼応して発動する強襲形態であり、発動コード「フル・ブーストアップ」の音声認識により起動する。
ジェニオンの中枢制御システム「TS-DEMON」には段階的なリミッターが存在し、搭乗者の意志や感情を読み取り、次元力をより強く引き出すセカンドモードの起動によって発動する。
別名を「GAIモード」と呼び、「GAI」とは「Glitter Armament Infinity」の略称であり、「光り輝く無限の武器」から命名されているが、「鎧」「規格外」からAGが名づけたトリプルニーミングでもある。しかし、実際には搭載が想定されているスフィアを搭載せずに駆動させている事から魂が抜けた抜け殻、すなわち「骸」の意が含まれていた。その為、ジェニオン・ガイのパワーアップ形態であるジェミニオン・レイには、スフィアという「中身」が宿った事にかけて名称に「ミ」が追加されている。
ジェニオンは、この形態を取る事によって四肢が肥大化し特機然とした力強いシルエットを成すと同時に戦闘力が大幅に増大するが、メインシステムたる「TS-DEMON」が引き出せる次元力の限界から、稼働は1~2分が限度である。
携行武装はジェニオン・ガイ本体よりも更に巨大な超巨大複合武装ユニット「ビルレスト」。
またこの形態では次元力を攻撃に転用する事が可能となり、機体から放出される次元力に指向性を持たせて放出する事から、無手の状態であっても高い戦闘力を発揮する。
その姿はガドライト・メオンサムのジェミニアを模しており、ガドライトらジェミニスの人間からは「イミテーション」と呼ばれ、ジェミニスの誇りを汚す存在であるとして忌み嫌われている。
その外見は意図的にジェミニアに似せて作られており、このGAIモードは「類似性から来る収斂進化」を利用する事によってジェミニアの「いがみ合う双子」のスフィアを奪い取る事を目的とした形態である。事実ジェニオン・ガイはジェミニアのスフィアを奪い取る事で完成を見た。
武装
ヘルヘイム
胸部クリスタルに次元力を集約し、エネルギーボールとして射出して敵機を打ち砕く。
由来は北欧神話に登場する亡者の国。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄編発売時に放送された仮面ライダー鎧武のヘルヘイムの森からそちらを連想するプレイヤーも多いと思われる。
長射程の武器のお約束でP属性がない。支援属性がある為そちらで目にする事も。
ミドガルズオルム
突撃によって敵の背後を取った後に左腕に収束した次元力によるエネルギー弾によって敵をなぎ払う。
名称は北欧神話に登場する毒をもった大蛇「ヨルムンガンド」の別名。
ジェニオンにおける「アクセルグレイヴ」と同じポジションの武装で、全体攻撃ながらP属性が付いている所も同じ。
ヴァナルガンド
別次元より呼び出した超巨大な兵装『ビルレスト』を利用した連続攻撃。複数の射撃武器による牽制の後にビルレスト本体による打突攻撃(バンカーのような扱いも出来る模様)、最後に機体ごと次元力のエネルギーによる突撃攻撃を敢行する。
名称は北欧神話の魔狼「フェンリル」の別名より。
ニーベルング・アナイレーションが追加されるまではコレが最強の武装。射程が初期で3まであるのでジェニオンの「ストームブリンガー」同様の使い方でよい。
ニーベルング・アナイレーション
「いがみ合う双子」のスフィアを搭載したことによってその本来の能力を発揮出来るようになった事から追加された攻撃パターン。
フィンガースナップによる次元力の遠隔爆破を皮切りに、ヒビキのジークンドーをトレースした格闘攻撃にて敵を攻め立て、必殺の蹴りで敵を地中深くへ埋葬する。
トドメは、埋葬の後地上に離脱、攻撃の最初と同じようにフィンガースナップによる遠隔爆破で〆る。
名称は北欧神話に登場する冥界「ニブルヘイム」の別名に「滅殺」を掛けあわせた造語。
(歌劇『ニーベルングの指環』もモチーフになっている)
ジェニオン・ガイ念願のトドメ演出つきの武装で威力も申し分なし。…なのだが、射程が1しかないので他のユニットとポジションを喰いやすく、また追加される時期も終盤と非常に遅い。