概要
ジェニオン・ガイがスフィア「いがみ合う双子」の完全覚醒により変質した姿で、ジェニオンの最終形態……の変異体。
本来AGが構想していた最終形態「ジェミニオン」の状態から、ガンレオンの自律性の一部を移植されたことで芽生えた自我がパイロットであるヒビキ・カミシロの意志と共鳴し、それを反映してさらに変質した形態である。
あくまでもパーツの組み替えによる変形だったジェニオン・ガイと異なり、次元力による事象制御で質量を無視して変容している。ジェニオン・ガイよりもさらに大型化し、背部の巨大ウイングユニット、次元力を攻撃力に変える二本の剣など、よりオリジナル機であるジェミニアに近づいている。その一方で頭部や武器の構成などはジェニオンのそれを踏襲しており、両者の折衷と言った印象が強い。
ジェニオン・ガイの時点では有り余るエネルギーを有効活用できず限定的に使用するにとどまっていたが、リ・ブラスタからSPIGOTの、バルゴラからガナリー・カーバーのデータを組み込まれたことでヒビキの意志を次元力のコントロールへダイレクトに反映できるようになり、結果としてより強力かつ効率的な攻撃を繰り出せるようになった。
さらにヒビキがリアクターとして真の意味で覚醒したことにより、「いがみ合う双子」のスフィア・アクトを完全な形で行使可能になっている。
なお、サブシステム「TS-DEMON」の正式名称は「戦術システム“ディアボロス・エクス・マキナ”（TACTICAL SYSTEM DEABOLUS EX MACHINA）」。
武装
上位武装の燃費が非常に悪く、ボスユニットとの長期戦は苦手。
ニトロハーケン
ジェニオンの「ニトロパイク」の発展型。有線ニードルを射出して敵機を貫き、引き戻す時に次元力の刃を展開して切り裂く。
ハウンド
「Dソリッドパニッシャー」の発展型。両肩に格納されている遠隔誘導端末。次元力で獣を模した力場を纏う他、ジェミニオン・レイ本体を短距離転送するポータルとしても機能する。
フルアクセルグレイブ
「アクセルグレイブ」に「インパクトダガー」を組み込んだ発展型。両腰にセットされている実体剣で、柄を伸ばして槍として用いることも可能。
エネルギーソード
背部ウイングに専用の柄を接続して展開される次元力の非実体剣。
必殺技
ハウンドペネトレイター
ハウンドを駆使して敵を牽制しつつ、短距離転移で死角に現れて蹴りで吹き飛ばす。
ALL攻撃であり消費ENも少ないので、雑魚戦はこれ一本で戦える。
バルムンク・エリミネーション
ジェニオン版「ブラスター・アーツ・ノヴァ」に当たるコンボ攻撃。フルアクセルグレイブで連続攻撃をかけた後飛び蹴りで突き抜け、グレイブを投げつけたところに「ヘルヘイム」と思しきエネルギーボールを投げつけて圧壊させる。
ジ・オーバーライザー・アーク
スフィアの力を最大以上に引き出し、事象制御によって心機一体と化すリミッター解除モード。
この状態で格闘による連撃をかけ、エネルギーソードを展開するとともに人々の絶望のビジョンを投影、そのビジョンもろ共敵機を一刀両断して粉砕する。
なお主人公機の最強技なのだが、バリア貫通もサイズ差補正無視もついていないという謎の仕様がある。
