「地上の民は 私の力に屈服し ネオバンドール帝国の支配が 新しく始まるのだ!」
CV:内山昂輝
概要
幼い頃にある洞窟で凍死寸前(後述の理由からコールドスリープ状態だった可能性が高い)に保護され、現在の地位に就いた様だ。
“マナの力”について誰よりも詳しく、公国に“マナの力”を求めるようになったのは進言した為である。
その正体は、かつて“マナの力”を悪用し、世界を支配し圧政を敷いていた『バンドール帝国』の末裔にして最後の生き残り(新約の設定ではヴァンドール皇帝の転生体。つまり皇帝と同一人物。表記も“ヴァンドール”になっている)。
帝国の復興を目論み、自身を保護したシャドウナイトを利用して再び世界を手中に収めるという野望達成のために暗躍していた。
活動歴
物語の序盤、ヒーローが助けたヒロインの正体が“マナの一族”であるかを確かめるべく、「旅の男」に扮して彼に近づき、『聖都ウェンデル』で彼女が“マナの一族”と発覚すると正体を明かし、飛空艇でヒロインを攫い野望を実行へ移す。
ヒーローがヒロイン救出の為に『グランス城』へとたどり着き、宿敵シャドウナイトと死闘を演じている隙にヒロインに洗脳を施し、シャドウナイトが倒された後、遂にその本性と正体を現すと駆け付けたヒーローを退け、操っているヒロインを利用して『マナの神殿』へと案内させ、“マナの力”を得ると、ついに悲願の帝国復活へと動き、『ネオバンドール帝国』を築く。
その一段としてかつて封印されていたモンスターたちを解き放ち、マナの聖剣を求める者を妨害。
『マナの聖域』でヒロインに洗礼という名の洗脳を施し后とすると、本格的に進行へ乗り出そうとするが、成長し聖剣を手に入れ駆け付けたヒーローと激闘の末に敗北。
しかしその直後に怨念から復讐鬼の怪物と化して襲い掛かるも再び敗北し、完全に滅び去り消滅した。
旅の男
NPCの一人である、赤魔導士の様な外見の謎の男性。
戦闘時には「ファイアーボール」で攻撃し、相談すると請わせる壁についてのヒントを教えてくれる。
『ビンケットの館』で攫われたヒロインを探すヒーローが、館の執事の正体を暴くために必要な「月の鏡」を求めて『沼の洞窟』に探索にやって来た際に出会い、彼に協力。
その後、『聖都ウェンデル』でも出会うことになるが、その正体はヒーローと共に行動しているヒロインが“マナの一族”であるかを見極めるために変装した姿であった。
モンスターとしてのジュリアス
ジュリアスⅠ(第一形態)
「デューク…マナの力を思い知れ! そして 絶望と 怒りの中で……死ねッ!」
マナの力を手に入れたジュリアスが三人に分かれた状態で「フレア」で攻撃してくる。
1人1人はたいして強くはないが、戦闘フィールドが狭い上に瞬間移動を駆使してくるので非常に厄介。
尚、NTT出版の攻略本によると、この三体はジュリアス本人ではなく、彼のクローンであるらしい。
3Dリメイク版では最後に残ったジュリアスが第二形態に変身する演出が入れられた。
ちなみにスマホ・Vita版では、フレア以外にも四方向へのサンダー、追尾する火球といった魔法攻撃のバリエーションが増えている。
ジュリアスⅡ(第二形態)
「マナの本当の力を思い知れ!」
主人公の思わぬ奮闘に激高したジュリアスが邪悪に染まった「マナの樹」の力で変貌し、怪物と化した姿。悪魔のような巨体の怪物であり、腹部にも禍々しい顔がある。
上下にジグザグ移動しながら遠距離攻撃を放ち、正面に主人公が来ると飛び蹴りで攻撃して来る。第一形態と比べるとルーチンが分かりやすいので慣れてしまえばさしたる脅威ではない。
断末魔は「ぐぼォォォォ…」。
新約聖剣伝説では、この形態が最終形態になっている。
ジュリアスⅢ(第三形態)
「デューク! キサマだけは 生かして 帰さん」
旧聖剣伝説及びフルリメイク版のラストボス。主人公との死闘に敗れ消滅したジュリアスが復讐心から蘇った最終形態。
両手と上半身のみの姿で、魔術師のようなローブを着ている。一応は人型でありジュリアスの面影がないこともない。
ひたすら瞬間移動→フレアで遠距離攻撃というルーチンで仕掛けて来る。厄介なのがジュリアス自身にも攻撃判定があるため、瞬間移動した先に主人公と重なってしまうと被弾すること。しかもステージが今まで以上に輪を掛けて狭いので、ノーダメージクリアは困難。
出現からフレアまで若干の隙があるのでそこを突くのがよい。このバトルではヒロインも仲間になるので「そうだん」するとリジェネで回復してくれる(ケアルのように一気に回復するのではなく、じわじわと回復するので注意)。
最期
1人の女性を利用し陰謀と謀略の末に手にした力。1人の女性を救うために苦難と困難を乗り越えた末に手にした力。
どちらが勝つかなど分かり切っており、主人公の思わぬ奮闘に追い詰められるジュリアス。マナの力を用いて人を捨てた姿に変身するも敗北を喫し消え去った……かに思われた。
ヒロインを連れて帰ろうとする主人公の前に、復讐鬼として蘇ったジュリアスが立ちはだかり、最後の激突を繰り広げる。
主人公だけは必ず殺すという執念で襲い掛かるもジェマの騎士とマナの一族の前には及ばず、今度こそこの世界から完全に消え去った。
新約聖剣伝説でのジュリアス
詳細はこちら→ジュリアス(新約聖剣伝説)