概要
実家は船舶製造でありそれを継承、1973年ニューヨーク・ヤンキースを買収し2008年までオーナーを務めた。
一言で言えば、長らく巨人のオーナーを務めていた渡辺恒雄のような存在で、何かと比較されちだが、こちらは選手を脅迫した等の理由で、MLBから複数回永久追放処分を受けてはその都度復活し、以降も毎年のように監督を代えるなどトラブルは絶えず、球団同様にスケールの違いを見せつけていた。
嫌われ度も他球団のオーナーやゼネラル・マネージャーとは段違いで、選手への野次が飛び交うヤンキースタジアムのライトスタンドでは、選手への野次について余りにも野蛮もしくは卑劣なものは自主規制される習慣があるが、スタインブレナーへの野次については例外とされており、「ジョージ! さっさとクリーブランドに帰っちまえ!」などというのは、まだまだ優しい部類の野次に属するとされていた。
ジョージの没後にオーナーの座を継いだ息子のハロルド・スタインブレナーとハンク・スタインブレナーは贅沢税を回避するためにコスト削減に走っているので、キャラが弱いと言うか親父と比べて勝利への執念が薄く、どこか冷めているように思われる(なお、ハンク氏は2020年に死去しており、現在ヤンキースのオーナーを務めているのは事実上ハロルド・スタインブレナー氏のみとなっている)。
余談
ヤンキース傘下のマイナーチームにフロリダ州に拠点を置くチームが2つ存在しており、そこの本拠地にスタインブレナー氏の名前に肖った「ジョージ・M・スタインブレナー・フィールド」という名が付けられている。
2024年に、タンパベイ・レイズがハリケーンの影響で本拠地のトロピカーナ・フィールドの屋根が倒壊し、2025年のシーズン開幕戦が実施できなくなったことから、修理が完了するまでの間、ここを暫定本拠地として借用することとなった。