概要
ボリチェフの領主であるピルウィッツ公爵が所有するオーバーマンの一体。
パイロットはアスハム・ブーンで、公爵から恐喝同然の方法で徴収する形で乗騎とした。
伸縮自在な腕と膝の裏についている剣「ジンバブレード」が武器だが、基本的な戦闘能力は高くない。
オーバースキルは「窃盗」。
物体を透過する伸びる腕であらゆる障害物を無視して侵入し、目的のものを強奪することができる。掌から出す光線を当てることで広範囲に渡り物を盗むこともできる。
盗めるものは幅広く、物資や相手の武器だけでなく、人を含む生物や構造物、武器に装填されている弾薬やオーバーマンの装甲下にあるマッスルエンジン(人工筋肉)まで盗むことができる。劇中では弾薬を盗んでチェンガンの射撃を封じる、キングゲイナーの右肩の筋肉を盗むことで右腕を稼働できなくする、パンサーのリペットガンを盗んで逆に武器とするなど、盗む力の恐ろしさを存分に発揮している。
奪ったものは直接掌に載せるだけでなく、背中の袋にため込むこともできる。またこの袋はオーバースキルの源になっている。
最終決戦時にはオーバーデビルのオーバーフリーズで洗脳されたサラ・コダマがオーバーデビルから与えられた赤い機体が登場。
オーバースキルでヤーパンの人々の命をも盗もうとするが、アデット・キスラーのドーベックにオーバースキルの源である袋を破壊され撃墜される。
スーパーロボット大戦Zでは緑のアスハム機・赤のサラ機が登場。
前者はブラックメール用と思われる「透明化」のオーバーコートを装備し、自軍の武器弾薬を窃盗。
後者はオーバーデビル戦後に自軍で使用可能。他の機体のパーツを何処からか盗んできたのか、修理装置が搭載されている。