概要
直方体に4つの車輪がついた乗りもの。
直方体といってもレンガのような棒状ではなく、ちょうどトロッコか積み木の荷車のように内側が容器になっていたり、純粋に直方体(もしくは板)になっていたりする。だがどちらの場合でも動力などの表現は一切省かれた、ミニマリズムに溢れた車である。
動力は不明だが、少なくともスケボーのような使い方ではないのは確かで、また自走可能な事から台車のように誰かに押してもらう(牽いてもらう)わけでもないようである。
かといってエンジン(モーター)も見当たらず、それでいて自走する。つくづくシュール極まりない乗り物である。
Pixivでのスィー
スィーに乗るものやキャラクターはさまざまだが、ゆっくりが多い様子。また以下のように車体はピンクか木目の茶色に塗られる事もしばしば。
スィーの誕生
その発生は2000年代前半にふたばちゃんねるにAAのゆっくりしていってねが持ち込まれた際に作られたシュール系動画(後述)とされる。
2000年代前半のゆっくりしていってねは現在のような動画実況用や東方projectのマスコットキャラクターのようなものというよりは、シュールな謎の存在としての側面が強かったのである。
車輪が動いて移動しているときには“スィー”という擬態語をAAや絵に添えられることも多く、それがいつの間にか名前の由来となったようだ。
故にスィーとはインターネット黎明期の頃のAA及びフラッシュ動画が隆盛していた頃の名残のような存在なので、どのような動力で動くのかを定義づけるのは野暮なことなのかもしれない。
動画でのスィー
動画2分29秒~