概要
水泳競技を行う際に使用される。泳ぐ時に髪が邪魔になってしまうことや、水の抵抗を抑えて泳ぎやすくするために必要となる。他にも衛生的な理由などから競技用のプールでは使用を義務付けられている場合が多い。
素材
スイムキャップには主にメッシュとシリコンの2種類がある。
メッシュキャップは被りやすく、練習用として愛用されることが多いが、水を通しやすいということもあって塩素を使用するプールなどでは長時間使用すると髪を傷めやすいというデメリットがある。
シリコンキャップはゴムゆえに水を通さない素材であり、水中での抵抗が少ないことから大会等の競技用に利用される。反面、メッシュと違って被りにくい上に締め付け感が強く、長時間使用していると頭が蒸れてしまったりする。
被り方
頭を包み込むようにして被る。前髪も含めて、髪を全部中に納めるようにするのがベターと言える。耳は外に出しておくか、キャップの中に収めるように被るかは各々の判断による。
近年、競技等の際には先にメッシュキャップを被ってからゴーグルを装着し、その上からシリコンキャップを被るという、二枚重ねの方法を採る場合が多い。これは、ゴーグルのゴムを上からキャップを被ることで飛び込みの際にゴーグルがずれるのを防ぐためであることや、メッシュのみだと特に髪が長い場合はキャップの中に収められた髪の膨らみによる頭の凹凸で流水抵抗が大きくなりやすいことから、二枚重ねによって髪の膨らみを抑え、キャップのしわをなくして抵抗を軽減することが目的である。また、シリコンのみだときつく感じるためにこの二枚重ねを選ぶこともある。
ただし漫画やアニメ等ではキャラクターの描き分けなどビジュアル的な理由から、学校の水泳の授業や水泳部の活動シーンなどでも前髪を出して被るか、あるいは被らずに泳ぐ場合が多い。