スクラッチアートとは、特殊なシートの表面を尖ったもので削って絵を描くアートの一種。
スクラッチアート用のシートをスクラッチシートという。
スクラッチシートは、さまざまな色やホログラムなどを下に印刷し、その上を黒などの単一色のインクで覆ってある。上のインクを専用のペンなど尖ったもので削る、すなわち絵を描くことで、下の様々な色が線や面として現れてくる。
幼稚園や保育園などの頃に、クレヨンで画用紙に様々な色を塗り、その上から黒一色で塗りつぶして、それを爪楊枝などで引っかいて絵を描いた覚えのある人もいるのではないだろうか。要はそれと同じアイディアである。
市販のスクラッチアートには、あらかじめ線画が描いてあり、それに沿って削るだけできれいな絵が現れるものが多く売られている。文房具店や書店などで入手できるし、簡単なものなら百均でも販売されている。
もちろん下絵の描かれていないシートもあり、自由に絵を描いて削って楽しむことができる。