概要
スタームルガー社が1955年に発売したリボルバー。
53年に西部劇ブームに合わせて当時発売終了になっていたSAAの市場を埋める目的で発売したSAAスタイルのシングルシックスの当りを受け、当時人気が集まっていた.357マグナムを掛け合わせるアイディアのもとに開発された。
オールドファンは勿論のこと、比較的安価で信頼性が高かった事から、同年にはコルト・パイソンやS&W M19が登場していたもののその上で負けないほどの顧客を手にした。
が、創作界隈ではウケが悪く、出ても大抵が脇役である。日本でも同年のライバル2丁に比べて知名度が低い。
最初期は.357マグナム弾仕様しか無かったが、発売の翌年に.44マグナム弾を使えるS&W M29が登場した事に感化されて派生型として.44マグナム弾に対応したスーパーブラックホークを開発し1959年に発売、これもヒット商品となる。
その後、1962年に小改良を加えたマイナーチェンジモデル俗称「スリースクリュー」タイプに変更し多数の口径・バレル長に対応させた。
そして1972年、スタームルガー社はSAAスタイルの自社製品に対して欠点であった旧式の装填方法の改良案である、弾を装填および排出するためにハンマーを半分起こす必要がなく引き金を引かない限りハンマーの下の薬莢が発射されるのを防ぐトランスファーバー機構を導入し、その他いくつかの改良を行ったニューモデルに更新。人気をロングセラー足り得る確固なものとした。
現在も途切れること無く生産が続いている。
性能
全長 | 260~343mm |
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銃身長 | 117~191mm |
重量 | 1.0~1,3kg |
使用弾薬 | .30カービン、.357マグナム、.41マグナム、.44マグナム、.45ロングコルト他 |
装弾数 | 6 |
口径 | 様々 |