概要
スペイン領東インド(スペインりょうひがしインド、スペイン語:Indias Orientales Españolas)は、1565年4月から1898年12月までスペイン帝国が領有したアジア・太平洋の植民地。当時支配していたアジア・太平洋地域の内、フィリピン・マリアナ諸島及びカロリン諸島・一時的に台湾・サバ州及びモルッカ諸島の一部の地域が含まれている。
フィリピンのマニラは政庁所在地とされ、ルソンには行政長官として総督が統治する総督府が存在した。
朝鮮出兵との関係
近年朝鮮出兵の理由として明朝を先に統治する事でフィリピンからのスペインの日本侵攻を防ごうとしたとする説があるが、実質的に1つのブログとそのブログの執筆者の著書が根拠であり、主張者が極めて限定(つまり、実質的には一人である)されており、当時の史料として「対スペイン自衛戦争」について言及したものは存在しておらず、虚誕妄説の域を出ない。