かつて日産ディーゼルが製造・販売していた全長10~12m級の大型路線バス。車体はスペースランナーRAの愛称が付与される前は富士重製と西日本車体工業製を、スペースランナーRAの愛称付与後は西工のみを架装していた。
この記事ではスペースランナーRAの名称が付与されたADG系以後を扱う。
ADG-RA273A系
2005年6月販売開始。尿素SCR触媒と超高圧燃料噴射、酸化触媒を組み合わせた「FLENDS」と呼ばれる排出ガス浄化システムを搭載したMD92TJ型エンジンを搭載する。
ホイールベースはK尺(4.8m)、M尺(5.3m)、P尺(5.8m)、T尺(6.5m)の4種類が用意され、T尺以外はノンステップ化にも対応する。
なお給油1〜2回毎にAdblueと呼ばれる尿素水溶液を補給する必要がある。
PKG-RA274A系、PDG-RA273A系
2006年6月販売開始。RA273系とはほとんど見た目に差がなく、リアウィンドーの左下にあるステッカーくらいしか判別材料がない。
2007年からはノンステップ車が三菱ふそうにエアロスター-Sとして供給されている。
2010年8月末をもって製造を終了した。