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日産ディーゼルUDトラックス)が製造・販売していた車体長9m、車体幅2.5mのいわゆる大型ショートバス。路線系と観光系の2種類が設定され、路線系には2005年よりスペースランナーRPの愛称が付与された。路線系9m大型車は国内バスメーカーでは最後まで販売していた。

概略

1986年、関東バスからの要請で1973年に製造を中止した9m大型路線車の製造を再開。しかしながら、どの車種をとっても生産台数が少なく、近年では発注があってから国土交通省の型式認定を得ていた。

一方の9m観光バスは路線と同じシャーシのRP系で、1991年に参入。しかしこちらも生産数が少なく、2005年に製造終了。自社での製造は行わなくなったが、2008年3月に三菱ふそうからエアロエースショートタイプMMのOEM供給を受けて「スペースアローAショートタイプ」として発売が開始された。

シリーズの変遷

P-RP80系

1986年に製造を開始。ただし製造台数が少なく50台以下とも。

U-RP210系

1991年に平成元年排出ガス規制適合に合わせて、U-RP210GAN型が製造開始。P-RP80G型はリーフサスのみの設定であったが、U-RP210GAN型はエアサス、ターボ付きエンジンのみが型式認定されリーフサス、NAエンジンは改造扱いとなる。導入例が少ないため、型式認定がUA系RM系などに比べて1年ほど遅い。

KC-RP211/KC-RP250系

1995年発売。平成6年排出ガス規制に合わせて製造を開始し、エンジンはターボ付きのFE6TAと、NAエンジンのの2種類で、いずれも型式認定を得ている。またサスペンションもエアサスとリーフサスの両方が設定された。

KL-RP252系

2000年発売。平成11年排出ガス規制に合わせて製造を開始し、エンジンは再びターボ付きのFE6TA型に統一、サスペンションもエアサスのみとした。路線バスとしての製造はごくわずかで、すべてがワンステップ車だった。発売途中に富士重工がバスボディ架装事業から撤退したため、富士重・西工の両方を架装している。

PK-RP360系

2006年発売。2004年8月の新短期規制に合わせて製造開始。エンジンはPK-RPシリーズより日野自動車よりOEM供給されたものに切り替えられた。

全車両が西日本車体工業製のワンステップ車体を架装し、25台程度の製造。

観光車

U-RP210FBN

1991年に9m大型観光バス市場に参入。インタークーラーターボ付きのFE6TA型エンジンを搭載。

KC-RP250系

1995年発売。FE6TAの改良型で出力アップしたFE6TB型エンジンを搭載。

KL-RP252系

2000年発売。改良によりさらに出力をアップしたFE6TB型エンジンを搭載。2005年製造中止。

PDG-AM96FH

愛称「スペースアローA ショートタイプ」。三菱ふそうエアロエースショートタイプMMのOEM供給車で、車体・シャーシ共に三菱ふそう製。

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