CV:細谷佳正
概要
原作2巻「採用戦争」のラスボス。
マスドライバー財閥専属のオブジェクト設計士。同財閥の名誉会長の軍事相談員なども務めている。
丸みの削り取られた顔立ちに、わずかに生えたヒゲ、疲れの見える表情が獣のような印象を感じさせる男。
騙し絵のように捻くれた着眼点から思考を始めて、机上の空論を効率良く実用化するための手順を理路整然と構築していく常軌を逸した発想力と技術力の持ち主。
また個人でオブジェクトの開発費用である50億ドルの金を動かすことが出来る資産家でもある。
『情報同盟』に亡命するためにアマゾンシティで籠城戦を行い、ベイビーマグナムを無力化する戦果を挙げる。しかしその場に駆けつけたクウェンサーと戦闘になり、捕縛された。
アニメ版ではオリジナルエピソードにて再登場、敵の思惑によって洗脳されてしまったミリンダ=ブランティーニが搭乗する「ベイビーマグナム」の攻略のためにクウェンサー=バーボタージュ達と共闘する。
関連人物
ルイジアナ=ハニーサックル
原作18巻「天を貫く欲望の槍」のメインキャラクター。
年の離れた妹で、専門分野は同じく宇宙工学だが彼女の専門分野は宇宙エレベーター。
それに加えて彼女は環境科学分野でも名が知られていた。
研究者としての発想力・技術力ではスラッダーが上回るが、潔癖なところがある上に自己完結している兄とは異なり清濁併せ呑む性質であり、立ち回りの巧さに関しては彼女の方が上。
もっとも、これに関しては大学時代のルームシェア相手から受けた影響が大きく、彼の存在なしでは兄と同じようなタイプになっていたとのこと。
作中で彼女が建造した宇宙エレベーターは「資本企業」で採用されたレーザー式のものではなくケーブル式のものであり、そこにはとある理由があった。