概要
座礁した遊覧船を再利用して人が住み着いた形で町として機能している施設。
梯子を使ってよじ登る必要があるため戦車は持ち込めない。ここには万能のカギとしてお馴染みの「ロックハッカー」があるため訪問必須なのだが、もう1つ大きな目的がある。
バイアス・グラップラーの幹部であるグラップラー四天王の1人スカンクスを倒した主人公たちだったのだが、1通の果たし状が送られていた。
「無敵の改造人間」と名乗るその者は、かつて主人公と出会った事があったらしく、主人公を殺せばスカンクスの後釜として出世が約束されている身らしい。グラップラーによって勝手に身体を改造されたらしく、半ば不本意ながらもその翻弄された運命の中であがく意思のようなものを感じさせる一文であった。
そんなわけで主人公がここに訪れると、なにやら主人公が白い目で見られている。その「無敵の改造人間」によって、嘘八百が吹聴され、主人公が悪人だと思われていたようだ。この疑いを晴らすために決闘を受けることとなる。
その相手とは、かつてマドの町でテッドブロイラーを相手に戦い、愛車バギーを壊された挙句殺されたと思われていた男ガルシアであった。
町の本質
しかしこの町のポイントは、決闘に勝利した後。
人々が驚くほど掌返しをはじめたのである。その変わりようはメタルマックスシリーズの世界観を説明するに十分たるものであり、有志によるシリーズの紹介においてこの町のやり取りが挙げられることもよくある。
特にその中でも「あんたは強え! 強えヤツは ただしい!」は、しばしば「メタルマックスとはどういうものか」の象徴的な科白として取り上げられる。
住民 | 決闘前 | 決闘後 |
---|---|---|
1F窓際 | なんだよ! きやすく 話しかけるな! このひとでなしめっ! | ガルシアって ヤロー つよそうだったのにな! 人間のクズは あのトンチキの ほうだったぜ! |
1Fカウンター | ◯◯◯◯って ごくあくハンターに かぞくを みなごろしに された!····と ガルシアって男が いいふらしてたよ。その◯◯◯◯って ヤツは いつか きっと この町にくる。ふくしゅうの ために ◯◯◯◯と けっとうする····とね。 | ◯◯◯◯って ごくあくハンターに かぞくを みなごろしに された!····と ガルシアって男が いいふらしてたよ。とんでもねえ 大ウソつきだったんだな! あの くそヤローめ! |
展望台入口 | すぐにも ガルシアに おめえを ころさせて やりてえが けっとうを あずかってるのは オレじゃねえからな! 2かいへ あがって 町のちょうろうの ゲカンゲンさまに 話をして きやがれ! おめえみてえな 人間のクズは さっさと くたばったほうが よのなかの ためってもんだ! | 人間のクズ よばわりして わるかったな! あんたは強え! 強えヤツは ただしい! いや あんたを うたがうなんて どうかしてたよ オレは! |
2F南テーブル | かてよ ひとでなし! おらァ おめえが かつほうに 100ゴールド かけてるんだからな! | やったな せいぎのみかた! おかげで もうけさせて もらったよ! ああ 酒が うめえや! |
濡れ衣を肯定 | じぶんで いってりゃ せわァ ねえや! はじしらずめ! とっとと くたばりやがれ! | へへへ····まあ そう いわねえでくれよ! あんたが 強えヤツだってことは よく わかったからさ! |
濡れ衣を否定 | そうかい。まあ せいぜい気ィつけな。その◯◯◯◯って ヤローは まるごしの女こどもでも へいきで うしろから うちころすらしいぜ! | わかってる! わかってるって! ちょっと いってみただけさ! あんたは強え! あんたは ただしい! な! |
船後部 | あのガルシアって ヤローはよォ ひでえ男に ころされた かぞくの うらみを はらすためによォ···· エバとかいう 女かがくしゃに どげざして じぶんの体を 改造したって いってたぜえ! なかせる話じゃねえか! まったくよォ! | あのガルシアって ヤローはよォ ひでえ男に ころされた かぞくの うらみを はらすためによォ···· エバとかいう 女かがくしゃに どげざして じぶんの体を 改造したって いってたぜえ! 大ボラふくにしても ねんが いってたよな! ヤローの体は たしかに 改造してあったもんなァ! |
リメイク
リローデッドでは、船としての機能をそのものを修繕して、船として出航できるようにするイベントがある。本来の形に戻ったスワンだが、もちろん戦闘で全滅すると他の船同様に沈没してしまう。
住民を乗せたまま。
サルベージで引き上げてみると、そこには大量の住民の水死体があった。
しかしながら、上記の掌返しに業を煮やしたプレイヤーの手によって意図的に沈没させられるケースも結構あったりするとか。