概要
『モンスターハンターワイルズ』に登場する、鳥竜種のようなモンスター。ガルクに代わる新たなる乗用動物である。
特徴
首をもたげた獣脚類のようなフォルムに紫の羽に覆われた頭部と前足、緑の鱗に覆われた体、豊満に生えた胸の白い羽毛が特徴。
頭部には一対の黒い角があり、口には短い嘴と小さめの歯を備える。瞳孔は縦長で、暗所では拡大する。
後ろ脚は長く太ももはがっしりとしており、爪は蹄状になっているなど速く走ることに適した体を持つ。
前足には4本指のうち小指を支えとして鳥のような羽が面を成すことで翼を形成している。
また、個体によって羽毛の色合いが違う。主人公ハンターの個体は濃い紫の頭部と濃い緑色、編纂者のアルマが騎乗する個体は薄い緑色をしている。
基本的に鳥類のように鎌首をもたげた二足歩行を行うが、極めてしなやかな骨格を持つため、緊急時にはなんと哺乳類のように四足の形態をとって疾走することができる。全身をバネのように使って疾走することで複雑な地形でも難なく進むことができる。
更には前足にある翼を用いて、高所からの滑空を行うことも可能。
骨格は獣脚類のそれに近いが、胸椎が湾曲するほか腹部に肋骨がなく、(恐らく)爬虫類でありながら、体を前後に大きくしならせることができる。前述の運動能力はこの骨格構造に起因すると見られる。
睡眠の際は、鳥類や多くの爬虫類とは異なり、自分の腕を枕にして眠る。
高い知能を持ち、人間の口笛や手綱操作を的確に聴き分け、必要とあれば人間の操作なしでモンスターの攻撃を回避する。
また、人による訓練を経ずして指示された特定の匂いを覚え追跡したり、複雑な地形から安全なルートを短時間で見つけることもできる。
また、個体によって性格も異なるようで、主人公ハンターが所有する個体の場合はノノ曰く、「賢すぎてあまり人には懐かないが子供には優しい」とのこと。
雑食で、植物性は種子のようなものを啄む様子が見られる。動物性ではソーセージを食べる描写がある。
元々は調査隊が使役していた動物ではなく、風音の村、クナファが故郷。
村内では特定の舎に集められ飼育されており、種子や飼料のようなものを与えられている他、水くみ場で水を飲む様子も見られる。
また、舎奥にはセクレトの巣があり、卵が安置されている。卵は美しい藍色をしており、時折親個体が卵を抱く姿を見ることができる。
セクレトベビー
その名の通りセクレトの幼体。
親と比べるとかなり小さく、真っ白な羽毛で覆われたヒヨコのような姿をしている。この時点で四肢や頭部はしっかりしており、幼体ながら一人前に駆け回ることができる。
村内では多数の個体が放し飼いにされており、思い思いの場所で活発に駆け回る様子が見られる。砂嵐明けや朝方には親と共に巣から出てきたり、村人から餌を与えられるなどして触れ合う様子が見られる。
遊ぶように駆け回るうちに人に当たって転倒し、起き上がろうと小さな脚をバタつかさせることも。
夜になると舎に戻り、幼体同士身を寄せあって寝る。
その様子は非常にかわいい。
オトモとして
「武器鞄」と呼ばれるものを備えており、任意で二つ目の武器を格納できる。狩猟中でも武器の切り替えが可能になる。
オート移動はアイスボーンのモンスターライドを踏襲しており、マップなどから目的地を指定すると、匂いを覚えて自動で連れて行ってくれる。
MHRiseのガルクのように自由移動も可能だが、ガルクとは異なり、直接戦闘には関わらない。