コピー元に宿る輝きが強ければ強いほど
生まれるセルリアンは大きく、強力になる
光が強いほど
生まれる影は濃くなるように…
(とあるレポートより抜粋)
概要
ジャパリパークに存在する物質の一つで、作中の敵対生物であるセルリアンの発生源。
黒い泥状のような見た目をしており、その感触も雨が降った後にできる泥に近い。
また、命の反物質とも称される。
これ単体ではセルリアンは発生せず、これが物体に浴びせられる事でセルリウムが物体の性質やそれに宿る『輝き』をコピーし、それらの特性を反映したセルリアンが誕生する。
セルリアン自体にセルリウムが接触しても何も起こらないが、セルリアンの形態によっては体内(あるいは凹みになっている箇所)にセルリウムが貯蔵され、何かしらの拍子に周囲にセルリウムをばら撒くという二次被害が発生してしまう。
シリーズの原点であるNEXONアプリ版からその存在は裏設定のレベルで仄めかされていたが、2期アニメ版より明確にその名前が使われるようになる。
その性質上、アニマルガールことフレンズを生み出すサンドスターとは対を成す存在とされており
セルリアンを撃破した後に生じる破片がサンドスターとなる事が明かされている。
つまり、セルリアンとフレンズは一種の共生関係にあると言え、仮にセルリアンを殲滅し、セルリウムの発生を止めてしまえば
フレンズ化を維持できるだけのサンドスター濃度を保つ事が出来なくなってしまう。
この共生関係についてはけものフレンズ3でヤマタノオロチが解説している。
アニメ1期
セルリウム自体は登場していないものの、サンドスター・ロウという酷似した物質が登場。こちらはセルリウムと同じ黒色だが、液体ではなく黒い煤のような気体の形を取っている。
これからセルリアンが直接発生している描写は見られず、代わりにこれを浴びた黒い大型セルリアンが巨大化及び活性化し、撃退しようと立ち向かうフレンズ達を苦しめた。
けものフレンズ2
前作の最終話以降、ジャングルエンの奥にある研究所を拠点にしているかばんと博士、助手がこのセルリウム及びこれの発生源について研究している。
劇中でセルリウムから発生した事が明確に描写されている個体は以下の通り。
- バス型……研究所に保管されていたサンプルが、ジャパリバスの運転席部分の形をコピーした個体。
- フレンズ型……キュルルのスケッチブックに描かれたフレンズ達の絵をコピーした種。フレンズ達の個性や身体能力までコピーしている。
けものフレンズ3
彼女が所属する組織「CARSC」はこれをパーク外に持ち出してセルリアンの生態などを研究しようと画策しているようで、劇中においてはこれに賛同するか否かで探検隊側とCARSC側の間でいざこざが発生する。
この他、一部シナリオではパークのあちこちに水溜まりのように点在しているらしく、セルリアン発生の原因として警戒されている。