概要
ゼロス・ワイルダーと藤林しいなは互いに昔からの馴染みであり、本人同士は自分たちの関係を「腐れ縁」と語っている。原作者である実弥島巧によると幼い頃、謁見の間で引き合わされたのが最初の出会いであり、二人の関係は「意地の張り合い」らしい。
よく言い合いしているものの、仲は良好。テセアラでは王に継ぐ権力を持つ「神子」の立場に縛られるゼロスにとって、自分に遠慮なく軽口やビンタを飛ばしてくるのはしいなくらいであり、他の取り巻きの女性たちと一線を引いた存在であることは間違いないようである。
またゼロス自身しいなの話はよくするらしく、異母妹のセレスにしいなのことを「自分のハニー」だと冗談交じりに言ったこともあるらしい。ちなみにそれを真に受けたセレスはしいなを闇討ちしようとしたらしく、しいなはセレスの事がやや苦手。
原作となるゲーム自体は発売からかなり経っているが、それなりに固定ファンがいる様子。また2010年春より男女カップリングに優しい傾向のOVAのテセアラ編が発売されるため再び盛り上がることが期待されている。というか盛り上がってくれないと困る。
そしてファンの願い通りOVAは二人セットでよく話していたりいつも隣だったり一緒に行動していたり監督が二人を絡ませたがっていたりとゼロしいファンには大変優しい仕様になっている。
三巻のお姫様抱っこは必見である。
ゲーム内で明かされたわけではない裏設定の一つに「この二人は“元”恋人である」というものがあるようだ、とゲーム発売後に噂だけが流れていたが真相は分からないままだった。
しかしシンフォニアのトレーディングカードにとうとうその旨が記載され、ファンの間で議論を呼ぶこととなる。
一応オフィシャルの物なのだが、なにせトレーディングカード以外では全く情報がないため「カードの記載の方が何かの間違いなのではないか」といまだに議論は続いているようだ。
ちなみに実弥島氏はビバマガのコラム内で「そんな設定を付けた覚えはない」と述べている。
2013年発売のユニゾナントパックの特典小説内で、ゼロスがしいなに恋心を抱いていることが明確に記された。しいなはまったく気付いていないが、しいなの幼馴染であるおろちは彼女に「思いを隠してお前を見守るものがいる」と諭したり、セレスがしいなを敵視していたりと、第三者にはバレているようだ。