概要
うしおそうじ原作の特撮ヒーロードラマ「鉄人タイガーセブン」の主人公。
父である考古学者滝川博士を追ってサハラ砂漠に訪れたオートレーサー「滝川剛」は、復活したムー原人スナウラミによって殺害されてしまう。
博士はミイラ蘇生用に用意していた人工心臓SPを、生き返ってほしい一心で移植。
剛は蘇生に成功し、お守りとして虎を模った古代のペンダントを受け取った。
しかし、その直後に博士達もムー原人によって殺されてしまう。
またもや命の危機にさらされた剛だが、人工心臓とペンダントの持つ力が合わさり「タイガー・スパーク!」の掛け声で『鉄人タイガーセブン』へと変身する能力を身に付けた!
だが、それは過酷な闘いの始まりでもあった。
詳細
滝川剛が「タイガー・スパーク!」のかけ声とともに変身した姿。作中では剛がなぜタイガーセブンに変身できるようになったのか明確な説明はない。
セブンの名は、額、眼、耳、牙、爪、手、足の7箇所にそれぞれ超能力を持っていることに起因する。ただし、実際には爪に該当する能力はなく、口やバックルにも超能力を有しているため、明確ではない。下記超能力も参照。
変身自体はペンダントの力によるものらしい。ペンダントが無いと、変身は出来ない様子。
スカーフをマフラーのように首に巻いているが、8話で剛の後輩。池田美波が石原人に殺害されてからは、彼女の形見の赤いマフラーを巻くように。
スパーク号
タイガーセブンの愛車であるオートバイ。
変身前の剛が乗っているオートバイが、タイガーセブンとともに変身したもので、念力操作で遠方からも呼び寄せる事が可能。
絶壁を駆けのぼり、空高くジャンプする事が可能。敵の位置を教えるオートレーダー、サハラ砂漠から東京まで一瞬に移動できる空間移動装置などを兼ね備えている。
登場は第六話から(二話では普通のオートバイに乗っていた)。
超能力
- タイガーヘッドビーム
額のタイガーポイントから発射する光線。必殺技として多用された。発射時には太陽光線を受けてエネルギーを吸収する必要があるため、夜間や屋内、曇天では使用できない。
- 眼光
眼を光らせて暗闇を見透かす。
- タイガーアイアタック
眼から放つ強烈な光で、敵にダメージを与える。
- 音波受信
耳で、自身が取り付けた音波発信機からの音波を受信する。原人の身体に取り付ける事で、その行方を探るため用いられた。
- タイガ―エネルギー注入
牙から、相手に噛みつく事でエネルギーを注入し、蘇生させる技。ガスなどで心停止した者を蘇生するために使用。しかし見た目は牙で噛みついているようにしか見えないため、襲っていると誤解されてしまった。
- タイガーウォーターアタック
口から強力な水を吹き出す。
- タイガーハリケーン
口から風を起こし、敵を吹き飛ばす。
- ファイトグローブ
右手に装着する手袋状の武器。これを用い下記の技を用いる。
:タイガーカッター:手刀で相手を切り裂く。ブーメランのように飛ばす「タイガーグローブカッター」、身体をクロス状にして行う「タイガークロスカッター」というバリエーションがある。
:タイガーホーク:指で相手を突き刺す。
:タイガーパンチ:ファイトグローブをはめてパンチする。
:タイガーファイヤーカット:燃え盛る炎を手刀で消し止める。
- タイガースライス(タイガースライサー)
ブーツの靴底から刃物を展開し、相手に切り付ける。
- タイガースピンターン
身体を高速回転させ、拘束する糸やロープを振り飛ばす。
- バックルエネルギーレッドゾーン
バックルの色を黒から赤に変え、全エネルギーを集中させ身体強化する。
- タイガーバックルエネルギー
バックルから放つエネルギーで、様々な効果をもたらす(「ハエ人間にされた人間を元に戻す」、「毒雲の群れを抹殺する」といった効果が劇中では見られた)
- タイガーバックルスピン
腰から外されたベルトが、相手に絡まり締め上げる事で、エネルギーを放出し倒す技。
- タイガーハリケーントップ
11話で、爆弾を持ったロウ原人を振り切るため使用。スパーク号で東京タワーに駆け上がった後、回転しつつ落下した。
- 必殺タイガー回転スパーク
21話で使用。円盤と化したミノムシ原人に、きりもみ回転しつつスパーク号で体当たりした技。