CV:千葉繁(Dr.スランプアラレちゃん),風間信彦(ドクタースランプ)
概要
則巻千兵衛が発明したタイムマシーンであるタイムスリッパーの本体で、登場した時は「タイム」と呼ばれていたが、その後「タイムくん」になった。
目覚まし時計に見えるが本人いわく目覚まし時計ではないとのこと。
「目覚まし時計じゃないもんね! ぼくはタイムマシーンのタイム君でーす!」
ツルツル板とセットになるとタイムスリップすることが可能となる。
(ツルツル板の代わりがあればなんでもいい)
黄色い目覚まし時計に手足と口、そして後方に電話のダイヤルがついた形態になっている。左腕の下にはツンツル版との接続コード口になっている(ツンツル版の代わりとなった空豆ピースケは口に接続コードをくわえていた)。
手足は特殊ゴム製で、両手には白い手袋をはめている。両足は素足履きで、青と水色の二色柄の靴を履いており、靴を脱ぐと5本指がある可愛らしいピンク色の裸足が姿を表す。その足裏はプニプニしており(足裏がプニプニしているのはタイム君がタイムスリップ時に滑べった衝撃を和らげるため)、
指で触るととても気持ちいい感触を感じる事ができるが、タイム君は笑いが止まらなくなる。
「こっ、こそばゆい! やめてくだい! やめてーっ!! あっはははははは!!」
この様に同じ千兵衛の発明品である則巻アラレと同様に感性が高く、笑ったり、涙を流したり、感性が高ぶると歌を歌いながら踊ったりする。
性格は心優しく、敬語を使う事が多いが、まだアラレと同様に子供らしさが残っており、生みの親である千兵衛を呼び捨てにするなど生意気な面もある。
「お〜〜い! ヒゲデブ(千兵衛)たいへんだぞーーっ!!」
好物は単1のアルカリ電池で、朝ご飯の時には必ず食べている。電池のエネルギーがタイム君の活動エネルギーとなり、残った余剰エネルギー(うんちや屁みたいなもの)は体内でタイムスリップに必要なタイムエネルギーに変換される。
タイムスリップ
タイムスリップの手順はタイム君をツンツルに接続した後、後方のダイヤル下にあるスイッチ(尻の部分にあたる)を上にあげてオンにし(スイッチオンはタイム君が出来てからの一回きりしか使っていない)、ダイヤルを回して行きたい年数に回した後、タイム君の頭上にあるT字形のレバーを過去に行きたい時には押して、未来に行きたい時には引く。そしてタイム君をツンツル板に乗せると起動ベルが鳴ると同時に起動を始める。起動の際は「本日は幸い好天に恵まれまして・・・」といった挨拶をする。案内の際は「本日の御乗車ありがとうございます」「発車いたします」など、鉄道会社の車掌を思わせる言葉を口にする。
いよいよタイムスリップを行う時には「行きますよ、用意はいいですか」と声をかけた後、「う〜ん」と和式で排便をするかのように屈み込んで体内のタイムエネルギーをスイッチ部分に送り込むと、
「タ〜〜イム」のかけ声で両腕と背筋を伸ばしながら足の爪先で
立つと、「スリ〜〜ップ」のかけ声で駆け始めるとツルツルしたツンツル板の影響によって、その名の通り慌てながらも懸命に背中と裸足で靴を履いた足をU字状に曲げながら背中からスリップする(この時頭をぶつけたり、前方に倒れてスリップしてしまう事がある)。
この時、スリップの衝撃でスイッチ部分に溜め込んだタイムエネルギーがスイッチキーの下にあるエネルギー噴射口(よーするに肛門)からタイムエネルギーをすごい勢いで排出してツンツル板を包みこむと同時に爆発させ、その衝撃にタイム空間に突入させて過去・未来へと遡る。
この時、タイム君の2本の顔の針は高速回転し、タイム君の力で時間を遡っているのがわかり、過去だと反時計回りに、未来だと時計回りに回転する。
目的の時代に着いた時、包み込んだタイムエネルギーを再び爆発させて空間からその時代にたどり着く事になる。
目的の時代に着いた際、タイム君はやはり「むかーし、むかしでございます」などといった鉄道会社の車掌の様な案内をする。
ちなみに、タイム君は時間を止める事もでき、タイムスリップ時に「スリップ!」のところを「ストップ!」と間違って言ってしまって時間を止めた事がある(その時は大昔の火山が噴火してパニックになっていたので仕方がなかったが)
タイムスリップさせたタイム君はその活動エネルギーが消耗が激しい影響からかよく眠る事があり(ある意味で充電行為)、海水浴の為にアラレたちを大昔のペンギン村に送った後、巻き貝の中に入って眠りに就いた事があった。2本の顔の針を目がつぶった様にグニャリとさせて、イビキをかいて眠る姿は本当に可愛らしい。
「それではみなさん、おやすみなさ〜い」